東京町家/江戸川ソーラーキャット 4(キッチン)
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このような小さな家の場合、キッチンもコンパクトに納めたい。
今回、巾1818ミリの間に納めてみた。
階段側の柱の巾に、造り付けの食器棚を埋め込んで寸法を確保している。
食器棚は足元を300ほど持ち上げて、
床を見せることで少しでも広く感じるようにし、
そこをオープンな収納として使っていただくことにしている。

ステンレス1,0ミリの天板とシナベニアの扉でできたキッチンだが、
引き手部分にチークを使っている。
手を掛けるところはチークを使うというルールがこの家には徹底されていて、
汚れ防止と、特徴あるツートンのデザインとなっている。

設計:伊礼智/伊礼智設計室 (担当 梅田冴子 島華子)
施工:田中工務店
# by satoshi_irei | 2004-10-09 14:19 | ・江戸川 solar cat | Comments(1)
東京町家/深大寺の家 5
浴室と洗面所、トイレは一体型。
洗面と浴室にはちょっと段差があって、カーテンで仕切る予定です。
浴槽もサワラの桶をポンと置いただけ、お湯はりはシャワーでおこないます。
洗面所の床は、きちんとomソーラーで床暖房されています。
それにしても、やっぱり日本人以上に日本的ですねえ。
(便器のフタは閉じとけば良かった・・・・残念)

設計 伊礼智/伊礼智設計室(担当 松長浩子)
施工 相羽建設(監督 早川真)

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# by satoshi_irei | 2004-10-09 13:17 | ・住まい・建築 | Comments(4)
東京町家/深大寺の家 4
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入り口脇のニッチと畳コーナーを仕切る黒竹。
壁は火山灰クリームに藁すさをまぜた、
日本エムテクス社のビーナスコートの新製品。

近々、この商品もバインダーにコラーゲンを使い、
自然素材100%になる予定とのことでした。

それにしても、ご主人はドイツの方なんですが・・・日本的ですね。

設計 伊礼智/伊礼智設計室(担当 松長浩子)
施工 相羽建設(監督 早川真)
# by satoshi_irei | 2004-10-09 11:28 | ・住まい・建築 | Comments(2)
東京町家/深大寺の家 3
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入り口、畳コーナー側からリビングを見たところ。
この家は、割り切りの家と言っていいかも知れません。
入り口も半畳、靴箱なし。
畳コーナーも家族が遊びに来たとき、ここで休めるように、
カーテンで仕切る程度になっています。
正面の階段の脇にはドイツ製のモダンな薪ストーブが来る予定。
対角線に最大視覚がとれるような開口のあり方と、階段の向こうまで視線が抜けるように・・・
小さい家ではこんな、工夫が大事だと思います。


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入り口と畳コーナーは
黒竹で軽く仕切られています。
正面には
壁を利用したニッチ。
畳コーナーの手前にはソファが置かれる予定。

設計 伊礼智/伊礼智設計室(担当 松長浩子)
施工 相羽建設(監督 早川真)
# by satoshi_irei | 2004-10-09 10:49 | ・住まい・建築 | Comments(0)
東京町家/深大寺の家 2
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流暢な日本語と子供のような天真爛漫さ・・・そんなドイツ人のご主人の
予想もしないアイディアに、家づくりはとても楽しいものでした
(ちょっとくたびれました・・笑い)。

今回の住宅のポイントはL型。
囲いつつ開く・・・そのことにとてもご主人はこだわりました。
もう一つは電磁波対策・・・徹底したいとのこと。
それに加えて落雷対策・・・
「雷よりも北朝鮮のミサイルの方が心配(笑い)」と乗り気でない僕に
ちょっと間をおいて電話をかけてきました。
「伊礼さん・・・床下に防空壕ほしいんですけど!!」・・・・・・
もちろんご主人のいたずら電話。

負けました・・・ご主人の粘り勝ちでドイツから
電磁波防止シートをかついできてもらいました。

内部はワラスサ入りの火山灰クリームで真っ白。
40厚のヒノキのキッチン天板とテーブル・・・その正面には2700の
フルオープンできる木製建具で、深大寺の周辺環境を室内に取り込みます。

おまけに木のお風呂・・・日本人以上に日本人ですね。
チームワークよく家づくりは進み、懐かしく、すがすがしい家ができたと思います。
やっぱり、同盟国ですねえ(笑い)。

今回もOMソーラー(T−28)を導入しています。
L型の小さな家では集熱面を確保するのに苦労しました。

         
                                  
・設計       伊礼智設計室(担当・伊礼智 松長浩子)
・施工       相羽建設(現場担当・早川真)
# by satoshi_irei | 2004-10-08 23:05 | ・住まい・建築 | Comments(0)