昨日はビックサイトでジャパンホームショー。
建築知識の50周年記念セミナーのトリを務めるハメに・・・
テーマは「木を生かした木造空間」。
田中工務店の田中さん、岡庭建設の池田さん、それに伊礼智が加わり、
司会の建築知識・山崎さんの質問に答える形で進められた。
ぼくの設計は
木を生かしてという意識はあまりなかったのですが
よく「木の家」と言われてしまいます。
建築だけでなく、家具まで作り込むこと、
その時、木の家具が多いのでそのように見えるのでしょう。
ぼくは素材を主張させるような設計はしていないように思います。
それが木であっても、主張させず
他の素材とトーンを合わせるような使い方をしている。
先日、建築家の泉幸甫さんに
「伊礼さんの住宅って、開口と家具しかない・・・そこがいいんだよなあ・・・」と
言われたのですが、褒められているんだかどうか?
それくらい、素材感が希薄なのかも知れません。
泉さんは逆・・・素材をバ〜ンと打ち出してきます。
それが職人に繋がり、文化や技術の伝承となる。
ぼくの設計にはそれがないのだろうか?何を伝えていけるのか?
いろいろと考えているところです。
今日はこれから、その泉さんを迎えて第3回目の「土曜住宅学校」。
どんな方向に話が展開するか・・・今日は先がまるで読めません(笑)