8日、9日と芦屋浜でオープンハウス。
たくさんの方々にいらしていただきました。
ありがとうございました。
3人家族のための住まい。2台分のカーポートに大屋根を掛けています。
キャノピー(屋根)の奥の衝立で「おおらかに開き、緩やかに閉じる」加減を探りました。
緑が寂しいので、2期工事で緑を増やすことになりそうです。
ご夫婦共に仕事を持っていらっしゃいます。ハードな仕事を終えた後、
それぞれがゆっくりくつろげる居場所あちこちにセッティングしています。
ここでもアミ付のガラリ戸を設らえて、
プライバシーを守りつつ、通風を確保しています。
この住まいで試してみたこと・・・。
京都の俵屋に「庭座」という小さな空間があります。
廊下から1段下がった、3帖ほどのスペース・・・
庭に近いレベルで本を読みながら庭を愛でる。
庭と庭座はガラスのみ(地面にガラスが突き刺さっている)で仕切られています。
そのような庭(自然・季節・変化)を感じながら、
ちょっと籠もりぎみのスペースが欲しいとおもいました。
普通の居間に付随する凡庸なタタミ間でなくて、
なんだか、引き込まれて行きそうなスペースになればと・・・。
障子の反対側の壁には背もたれが作りつけられています。
背もたれにもたれて庭を見たり、文机で書き物をしたり、寝っ転がったり
家族とつかず離れずの「庭座」となったでしょうか?
見学の方々に一番気に入ってもらえた場所だったと思います(笑)
俵屋 庭座
外壁の「そとん壁」も内壁の「薩摩中霧島壁」も,
雨樋のタニタ・スタンダード半丸も開発に関わった製品・・・
少しづつ、そのようなアイテムで自分の空間が作れる事を
素直に喜びたいと思います。
芦屋浜の家
設計:伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:ヤマヒロ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チルチンびとの撮影があったので
カメラマンの垂見さんに竣工写真を頼んでおきました。
引っ越し後、4ヶ月の写真となります。
天気に恵まれていたのですが、まだまだ春は先・・・緑が淋しい。
この写真ですとリビングと「庭座」の関係が分かります。
下の写真は2階の浴室からの眺め・・・
ヨットハーバーが見渡せるのです。
この家の特等席かも知れません。