小田原の家(omソーラーハウス)1年点検
昨日は小田原で1年点検。
4間角に外物置が飛び出した単純な形。
緑が生き生きとして建物と馴染んでいました。

この家はOMソーラーの省エネ率が70%もあります。
必要な暖房費の70%をソーラーがまかなってくれているわけ・・・。
真冬も朝方、補助暖房を1時間ほど動かすだけで済んでいるそうです。

家の中も外気温34度ほどでしたが、エアコンなしで過ごしました。
セルロースファイバーを吹き込んだ断熱が効いていることと、
風が抜けていくので涼しい。


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小田原の家(omソーラーハウス)1年点検_b0014003_13484244.jpg小田原の家(omソーラーハウス)1年点検_b0014003_1349280.jpg


恐らく、夜間の涼風採り入れの効果が大きいと思いますが
水回りでの床面の湿気が気になりました。
床下を覗いてみると配管などからの水漏れなどは様子は見受けられません。

土間コンクリートが乾き切っていない上に、
夏の夜、屋根で冷やされ、湿度100%(たぶん)の空気が大量に床下に供給される・・・。
涼しい反面、湿気が北側の水回りに籠もって、
床がちょっとはらんだり、足ふきマットの下に
カビのようなものが出たりしていました。
もうひと冬越すと土間も乾いて状況も変わってくるでしょう。

それ以外は想定された内容で概ね良好です。
大きく出した軒下空間の存在が室内を
真夏の日射から守って心地よい室内環境を保っていました。

その日は事務所へ戻ってすぐ、「住む」の編集室へ。
土曜住宅学校に関する打ち合わせをして、また、事務所へ・・・。
昨日はオープンデスクできていた学生の最終日。
みんなで一杯やろう・・・ということで池袋の中国料理の「蘭蘭」へ。

意図したわけではないですが、北京オリンピックの開会式・・・
お店の人達(中国人)も気になってしようがない様子で、
お店のテレビでみんなで観戦・・・美しい。

人権問題やら毒物混入餃子などで中国のあら探しをしていた
日本のテレビが、その日、その時ばかりは無粋に思えました。
これを機にまともな国になって欲しい。

小田原の家
設計:伊礼智設計室(伊礼智 一場由美)
施工:安池建設

小田原の家 竣工当初
by satoshi_irei | 2008-08-09 14:11 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(2)
Commented by tokyomachiya at 2008-08-09 16:20
>夏の夜、屋根で冷やされ、湿度100%(たぶん)の空気が大量に床下に供給される・・・。

設備配管等の結露対策がきちんとされていれば、床下で結露は起きないはず。計算上では、外気温24℃湿度100%の時含有水分量22g/㎥です。この空気が床下に入った場合、床下温度26℃の場合で湿度89%なので結露しません。更にこの空気が室内に入った場合、室温28℃で湿度80%になります。

床下の湿度が気になる場合、晴れた日に窓全開放で、マニュアルで採り込みモードにして2~3時間採り入れするとからっとしますよ。
Commented by satoshi_irei at 2008-08-11 09:25
迎川さん
誰が結露しているといいましたか?
湿度90%近い空気が大量に長時間供給されて
全ていいことだらけではないはずです。

ましてや、竣工して1年経っていません。
コメントの計算の中にはコンクリートの水分は入っていませんね。

そんな事もあり得る・・・・検討に値することです。
そんなことがあることも分かった上で、
それぞれの住まいに合わせた調整法を見つけていくことになりますね。


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