きょう、14日から学校が始まりました。
今年から通年で1年生を担当する。
まず、製図板にケント紙の張り方から指導します(笑)。
道具の使い方から線の引き方・・・基本中の基本を教えるのですが
これがまた大変。
老眼気味の身では1ミリ感覚の線を引いてみせるというのも
かなり技術が入り、左利きの学生に線の引き方を教えるのも(無理)大変。
2年生や3年生の設計を見ることの方がどれだけ楽か!!
しかし、ここは宮脇檀さんが創ったコース。
宮脇さんの教えというのがあります。
教師は教えるプロに徹すること・・・
日本の大学は本当に分かる奴だけでいいと言う感覚がまん延しているように思います。
とにかく、アメリカのように必死で教える・・・。
「教師には教育の義務がある」、
「楽しい授業」、
「学生との相互的な関係」、
「あらゆる方法を駆使する」、
「身体にすり込め」・・・・などの教育方針。
宮脇さんが学生達に毎週のように出していた塾長通信は
「身体で覚えよう」
「自分で考え自分で動く」
「好奇心を持つ」
「身体を動かすことを厭わない」
「面倒くさいといわない」
「女だから、男だからと言わない」
など・・・。
久しぶりに手取足取りで1年生を教えた・・・自分も教師になったのか?とつくづく思う(笑)。。
実務家としては距離のある仕事だと思っていたのですが・・・すがすがしい感じがしました。
居住コースは宮脇さんが
先ず、中村好文、杉浦伝宗、木下庸子の3人の吉岡賞受賞者、
図面を描かせたら日本一(笑)の中山繁信さん・・・等を呼び寄せたところからスタート。
その後、それぞれが声を掛けてメンバーがあつまる。
ぼくは中村さんに「ギャル30人・・・」ということで、まっていましたとばかり参入した口。
学閥に捕らわれず、多様な価値観の教師陣。
日本の大学にはめづらしい、宮脇私塾的な様相が残る不思議なコースです。