送別会



昨日は梅田の送別会。
お昼過ぎから手分けをして準備を始める。
イタリア帰りなので・・・という安易な理由から
簡単なイタリア料理とイタリアワインを揃える。

梅田には服を買ってあげると約束していたので、森泉も連れて
mon sakataへ。
お店の方と4人がかりでああでもない、こうでもないと服を決める。
「もういい歳なんだから」と大人っぽい、品のいいものに・・・。
事務所に戻って早速着替えてもらい送別会に臨む。

梅田は13年前に教えに行っていた学校の一番最初の生徒。
今回、家庭の状況で思うように働けなくなり退職するのだが・・・実感がない。

雑然としているぼくの机の上が、梅田が来てからは時々、きれいに片付く。
冷蔵庫も本棚も整理されている・・・片付け魔なのだ。
早急に次の片付け魔を育てなければならない(時々、やってきて片付けてくれるらしいが・・・)。

入れ替わりで「居住」から船津がやってきた。
居住に教えに行って最初の生徒である。これも何かの縁かしれない?

話はこれで終わらない。
オープンデスクでやってきた居住の4年生(小倉)が
その時やり残した仕事(9坪の家の1/50の模型)を完成させたいと事務所にやってきた。

模型は無事完成し、帰り際、
「あの・・・先生・・・ああ緊張する・・・」とかなんとかいいながら言った言葉が
「働かせてください」・・・。
宮脇賞、桜建賞、千葉建築士会賞など総なめにしてきた奴なのだが、
こいつだけ就職が決まっていなかった。
謝恩会の時も同級生が次々にやってきて「面倒みてやってくださいよ・・・」
なんて言われ、じわじわと外堀を固められていた感があったのだが・・・。

送別会にはこの子もやってきて手伝ってもらう。
2年生の時から見てきているので何とかしてあげたいのだが・・・
机もないし、仕事もあるかどうか・・・しばらく考える。
「伊礼君の事務所は居住の駆け込み寺か?」と丸めがねの誰かさんに言われそうだ。

昨日は梅田がいっしょに仕事をした方々がいらしてくれた。
皆さんおそくまでありがとうございました。
満開の桜と「冴え」渡った青い空でした。

送別会_b0014003_22202910.jpg
梅田冴子
by satoshi_irei | 2008-04-02 11:49 | ・住まい・建築 | Trackback(3) | Comments(10)
Tracked from 中里のひとり言 at 2008-04-02 15:03
タイトル : 伊礼設計室スタッフ送別会
東京町家の伊礼設計室に勤めていた梅田女史が家庭の事情で退職することになり、昨日その送別会にお邪魔しました。 仕事を終わって駆けつけることになったので、選別品の準備が出来ず、急遽ギターを抱えて私の演奏を選別にすることにしました・・・無理やり聴かせたという感は否めませんが・・・笑。 伊礼さんや伊礼エンジェルたちも一緒に聴いてくださいました。 最近イタリアに行ってきたこともあり、イタリア料理とイタリアワインのご馳走つきでした。 しかし、伊礼さんの料理はプロなみ!!です。 梅...... more
Tracked from Yan's diary at 2008-04-02 22:52
タイトル : 送別会
リフォームを担当していただいた方がお辞めになることになり その内輪の送別会に参加させていただきました。 *おかげで揚げたてのミラノ風カツレツを頂くことが出来ました。 このあと、新入社員との懇親会もあり、17:30には失礼させていただきました。 こうしてこのブログを以前の家にはなかった書斎?から出来るのも彼女のお力があってのことです。 本当にありがとうございました。 先生からのプレゼント。 いろいろ選択肢はあったようですが、 大人の女性といった雰囲気でとてもお似合いでした。 ...... more
Tracked from OMソーラーの家「東京町家」 at 2008-04-04 01:11
タイトル : 春は別れの時でもあるのだ
春は出会いの時であると同時に、別れの時でもあるのだ。 そして4月1日に、長年伊礼智設計室に勤めた冴子さんの卒業式が行われた。 親しい仲間たちに囲まれて、卒業パーティが行われ、参加してきた。 イタリア帰りの伊礼シェフは、イタリアンで私たちを迎えてくれた。 イタリア修行で料理の腕を上げた伊礼さんがつくる、ズワイガニのスパゲティが美味しい。 これなら、50歳で住宅設計からキッパリ足を洗い、オーナーシェフになれるだろう。 キャンティクラシコの赤が、料理の味に深みを与える。 すると、ギターを...... more
Commented by tokyomachiya at 2008-04-02 12:25
昨日は、ご馳走様でした。
イタリア修行で、料理の腕を上げましたね。
これで50歳になったら、さっぱりと設計家業から足を洗い、レストランオーナーシェフになれそうです。(笑)

梅田さん、永い間お疲れ様でした。

あれから駅に行ったら、山手線が止まっていた!
幸い15分ぐらい駅で待っていたら動き始めたので、何とか帰り着くことが出来ました。(当然午前様でしたが・・・)
Commented by satoshi_irei at 2008-04-02 13:38
迎川さん
今回も危なかったですね(笑)。
ありがとうございました。
Commented by kazuo-nakazato at 2008-04-02 15:02
ご馳走様でした。本当においしいイタリア料理とワインでした。
伊礼さんがお開き宣言をしてくれなかったら、また電車がなくなっていましたね(迎川さんとともに・・・笑)。

梅田さん、ご苦労様でした。
また落ち着いたら復帰してください。
Commented by surugaki at 2008-04-02 16:53
梅田にお会いしたことはございませんが、この記事を拝読し、寂しい思いが込み上げて
きました。伊礼さんは、嫁ぐ娘を送り出す心境でしょうね。でも、伊礼さんの机の上など
気になさらず、頑張ってくださいね。
Commented by satoshi_irei at 2008-04-02 21:32
中里さん
ギターを担いできていただいてありがとうございました。
ぼくだったら電車にギターを忘れたかも知れません。
Commented by satoshi_irei at 2008-04-02 21:35
今井さん
すでに嫁いでいて、子供が2人いますので、そうでもないのですが
スタッフの出入りが少ない事務所なものですから、まだ慣れていないようです。
Commented by boro9239 at 2008-04-03 07:06
まさかホントに伊礼さんの所で努め始めた時は、根性ある子だなあと感心しました。冴子さんの下の子と、うちの子は同じダーマッ子(笑)でもあるので感慨深いです。
なんだかんだと時が経ったものですね・・・。
お疲れさまでした。
Commented by satoshi_irei at 2008-04-03 09:44
竹内さん
ダーマさま・・・・は懐かしいですね。
あのときはあいつが産休に入る前でしたね。
ダーマさまとはその後、あえずじまいです。
Commented by makimaki at 2008-04-03 10:11 x
梅田さん、本当にお疲れさまでした。
このブログの文章を読み、とてもじーんとするものがありました。
少しでもお会いできてよかったと思っています。もっとお話しをさせていただきたかったですが、またいつかお会いできる日がくることを願っております。ありがとうございました。
Commented by satoshi_irei at 2008-04-03 13:20
吉田さん
いろいろとお世話になりました。
またあえると思いますよ。


<< MEMOが5月号で休刊 新建ハウジング3月号 建具のデザイン >>