事務所のキッチン
事務所でお昼ご飯を作る理由

事務所ではほぼ毎日、お昼ご飯をつくっています。
決して十分でないスタッフの給料を賄うというよりも、
同じ釜の飯を食う仲間でありたいという気持ちからです。
COMPANY(会社、仲間)という語源は
同じ釜の飯を食うという意味だったと記憶していますが、
同じものを一緒につくって食べると言う行為はとても結びつきが強くなります。

身体や精神の源をつくり、健康を子供達(仲間)に伝え、美味しさの喜び、記憶、
コミュニケーションの促進、料理の段取りから予算監理まで、、、。
自分たちの生活(生き方)を伝える大きな役割が
「一緒につくり、食べること」だと考えています。

「古くて新しい事務所」(伊礼智設計室)のキッチンは
築45年の木造の平屋を改装したもの。
幅1950ミリの中でお昼ご飯が作れる程度の性能と
事務所のみんながスムースにアプローチできるよう、
食器棚とキャスター付きの作業台の廻りをぐるっと廻れる動線を確保しています。
それが打合わせコーナーからの死角を創り、
内部の打合わせ兼ダイニングコーナーからも雑多なものが見えにくくなっています。


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ミャスター付きのワゴンには中華鍋やスープ鍋、
ボールやフライパンなどが収納されていて横から出し入れします。
正面からはキッチン道具が見えないように、、、。

新建築 住宅特集2007、4月号
建築雑誌オールレビュー
by satoshi_irei | 2008-02-13 15:23 | ・まかないごはん | Trackback | Comments(2)
Commented by みわたり at 2008-02-15 13:50 x
まかないって、そういう意味合いだったんですか。
そういや、OM推奨の『消費する家から働く家へ』という本に、家でエネルギーや水や堆肥や食材や道具などなどを昔は家族で作っていた。昔の家は作る喜びや達成感が今の消費社会の家に比べて格段に多くあった。それが家族のコミュニケーションを育み、教育になった。ってありました。私もまずは家庭から気をつけなければ・・・。
Commented by satoshi_irei at 2008-02-16 13:14
三渡さん
少人数だからやれるんですが、、、
10人くらいとなるとやめて勝手にどうぞ!!、、、になるでしょうね。
仕事の進め方と連動させます。


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