静華には看板らしい看板を設けてありません。
もともと地元で名の知れた店だったこと、基本的にディナーは予約でやっていること
などから、いらないでしょう?と判断したわけです。
オープンしているときはメニュー台が外に置かれる程度。
看板といえるものは写真のような、長さ30センチほどの青磁のプレート。
それが室内のイーゼルに置かれて、照明を当てただけです。
この看板とメインの食器を、若き陶芸家の中野吾朗さんに作っていただきました。
宮本さんの「スッキリした料理を出したい」という気持ちと
ぴったり合う「青磁の器と目立たない看板」・・・中野さんの器は宮本さんの料理と良く合います。
設計:伊礼智
施工:番匠