新建ハウジング2008、2月号 キッチンのデザイン
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年明け最初の連載開始は「キッチンのデザイン」について。
誌面の関係でどうしても詳細図が十分に載せられず、
どちらかというと住まいの中でのキッチンの捉え方、、、
それもぼくの独断という形となっています。

キッチンの分類やそのメリット、デメリットなどまとめても面白くないでしょうし、
結局、自分のこれまでの仕事の中から、自分の考えが現れている、
あるいはクライアントの要望をうまくまとめて、
その上、自分らしいキッチンとなった事例紹介という形を取りました。
その方が嘘がなくていい。

11月1日にはこれまでの連載をまとめて単行本として出版されます。
これから、全面見直してまとめ直しますが、
その時も上記したようなスタンスは守りたいと思います(学者ではないので)。


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キッチンのあり方について一番、自分らしいのは事務所のキッチンかも知れません。
日曜大工の延長線上にあるような造作で、そぎ落とすところはそぎ落とし、
小さいことは気にしない。
既存に逆らわず、適度に付き合い、見た目に頓着せず、
ちょっとだけ身だしなみを整えた感じの生活道具、、、。

お金がなかったというだけなんですが(笑)、、、。
キッチンはそれくらいでいいような気もします。
将来また、腕と道具に合わせて改装すればいい、、、。
by satoshi_irei | 2008-02-07 10:00 | ・掲載誌 | Trackback | Comments(4)
Commented by 読者工務店 at 2008-02-07 13:39
さっそく読ませていただきました。私は設計をするスタッフです(女)が、男性が設計したキッチン空間の狭さ、使いにくさをいつも思っていました。今回のお話で納得がいきました。これからも期待しております。
Commented by soukensya-blog at 2008-02-07 16:25
橘です。
先日、Sさま邸に定期点検でお邪魔して来ました。
今回の記事のキッチンもそうですが、
枠廻りの納めやリビングからの眺望など、改めて伊礼さんの手法の特徴を実感して来ました。
将来手を加えられるキッチンって言うのも、使って楽しみがありますね。
Commented by satoshi_irei at 2008-02-07 19:19
読者工務店さん
いつも台所に立っているかどうか、、、だと思います。
狭い広いよりも「動き」や「モノの配置」が
しっくりいくかどうかだと思います。
Commented by satoshi_irei at 2008-02-07 20:07
橘さん
担当の一場が一緒にいきたかったといっておりました(笑)。


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