雑誌は忘れた頃に送られてきます。
seibido mook本「気持ちよく暮らせる 間取りのルール」という本に
東京町家 あずきハウスが掲載されています。
新建築 住宅特集では分かりにくかった
ワークスペースと住まいを分ける家具の感じがよくわかります。
この家の機能が十分ご理解頂けることでしょう。
しかし、この家の空間は実際に体験してもらわないと分からないでしょうね、、、
普通のようで普通でない建築というのはそういうものです。
一般紙のカメラのアングル自体がある「メディア」となっていると思うのです。
僕らが普段、大事にしている「建築のオーラ」見たいなものがけされている。
どうしても分かりやすい、機能を伝えるメディアとして
働いて機能として建築を見せてしまうのでしょう。
昔、マクルーハンという未来学者?がいて「メディアはメッセージ」という言葉を残しています。
例えば同じ記事でも、新聞の社会欄に掲載されることと、文化蘭では
伝わり方がまるで違ってくる、、、。
文化欄なら意見、思想として受け取られることが、社会欄だと事件になることもあるのです。
それくらいメッセージとしての内容より、どこに掲載されるかが重要であると指摘した方です。
ブログでも気をつけているのですが
写真は「オーラ」を伝えるようにして、文章で「機能」を補うようにしているのです。
どちらが良くてどちらがダメ、、、というわけではないのですが
「メディア」の奥深さ、「カメラのアングル」、、、を新ためて認識しました。
どちらもやれるといいのですが、、、。
あずきハウス
設計:伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:相羽建設