12月19日で学校も終わり。
2年生の設計課題「ROOMS」(学生寮)の最終講評会でした。
学生の追い込みの馬力は相変わらずで泊まり込んで頑張ってくれたらしい。
学生寮は不完全な住まいの集合体と言えます。
ある一定期間、不自由ながらも集まって住むことで何かを得る、、、
単に住むだけでなく学習するのにふさわしい建築を考えるのです。
この課題の肝は「どんな人たちのための寮か」の設定の仕方。
建築を学ぶための学生、ファッションデザイナーの卵達、ランドスケープを学ぶ学生など、
建築化しやすい学生の集団を設定することで大体、展開が決まる。
ランドスケープを学ぶ学生であるから、このような楽しい建築ができる、、、
という具合に構想を膨らませて行くことが大事で、
設定によっては、どうにも頭打ちになり、なかなか展開しないこととなる。
今回、印象に残った案は「居住コースの学生のための寮」、
「ストリートパフォーマーのための寮」、「演劇を学ぶ学生のための寮」、
「馬と暮らすための寮」(笑)など。
5つのサークルを核に外部を内部に引き込むような楽しそうな空間あり、
町が立体に組み上がり、移動空間が変化に富んで豊かな外部を創りだしそうな案もあり、
中庭が舞台に面していて外部のアリーナのようになる、、、、など。
楽しそうなのだが、やっぱり詰めが甘くて、、、、
宮脇賞までの手直しのアドバイスをした。、、、また、徹夜かな?



来年から配置換えで1年生を通年で教えることになりました。
大事な役割だそうです、、、
前期、曽根陽子教授とコンビ、後期は中山繁信さんとコンビ、、、
若い視点を期待されてとのこと(笑)、、、もう若くないのですが。