先日は居住本「目を養い、手を練れ 2」の打合わせ。
谷内田章夫さんの事務所に四天王が集まって方向性を絞る。
四天王とは今回の担当者、、、前回関わっていない人が今回は汗を流せ(笑)というわけで
われわれ4人はそう呼ばれている。
集まって住む事に関わるキーワードを絞り込み、執筆者を振り分ける。
当然、途中から飲み会になるのが居住らしい(笑)。
「集まって住む」と言えば、今年から新しく課した2年生の課題でもある。
住宅と集合住宅の間くらいの課題をやってもらおうと考えた。
自由に設定した3世帯が集まって住む、、、という課題であるが
それぞれ独立して暮らしているが、集まっているからには何かを共有する事で
暮らしが豊かになる、、、それを建築的表現する。
昨年までは「スケルトン&インフィル」を学ぶ一貫として「民家の再生」の課題だったのだが
2年生には民家はリアリティがありすぎて、なかなか面白い案が出にくい。
それを3年生に廻して、「集まって住む」にした経過があるのだが、、、、
これも苦戦気味(笑)。
学生らしい、ちょっと現実離れしても面白い案をと期待しているのだが、
あまりにも生活のリアリティがなさ過ぎて、アドバイスが現実的になりがち(笑)。
窓が全くない部屋や日が当たらない部屋、
キッチンや階段、家具などのスケールがおかしいものも多い。
というわけで、写真のホワイトボードのように
あたりまえの事を書きながら、案をよりよい方向に導くようにアドバイスをする。
パートナーの渡辺康と
「課題の前にそれぞれの住まいをサーベイさせた方がいいかもね?」と話しているところ。
はじめての課題は改善の余地がたくさんありそうだ。
しかし、面白くなりそうな案もいくつかあり、これからの追い込みに期待する。