識名園 海が見えない沖縄の風景
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琉球は昔、進貢貿易を行なっていました。
中国を敬い、貢ぎ物を届ける変わりに、その数倍のご褒美をいただいて帰るのです。
そうする事で琉球王が変わると中国から冊封使がやってきて、
王として認めてもらう儀式をしたのです。

識名園は冊封使たちを持て成す場でもありました。
琉球王は中国からのお客様に「なんて小さな島なんだろう!!」と思われないよう
識名園の中に見晴らしのいい高台を設けたのですが、そこからは全く海が見えません。
当時の「琉球の見栄」が垣間みれる風景です。

それにしても小さな島なので
海の見えない風景を見つけるのも簡単ではなかった事でしょう。

このスケッチは6年前にその海が見えない風景をサッと書き留めておいたものです。
その後、「オキナワの家」の「琉球という国」で使われる事になりました。

識名園 海が見えない沖縄の風景_b0014003_15491449.jpg識名園 海が見えない沖縄の風景_b0014003_1549414.jpg
by satoshi_irei | 2007-08-21 15:55 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)


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