上江洲家の台所の前庭の床のデザインです。
沖縄本島の中村家も台所の前庭は粗い石を敷き詰めてありました。
形のいいものはアシビナー(遊び庭、、、メインの庭)に廻したのだと思います。
それにしてもどこかでこの風景見たような?、、、。
そうそう、あの海岸の風景に似ているではないですか!。
亀甲型の久米島独特の形です。
黒い石である事も特徴です。
まねたわけではないでしょうが、
久米島のこの素材が、海岸の風景を思い起こさせたのです。
沖縄の石摘みの技術はとても高いと言われています。
下の3枚の写真をご覧いただければ納得して頂けるのではないでしょうか?。
崩れないような細やかな工夫がされていますね。
門扉に近いところから遠いところ、、、という順に写真を並べてみました
遠くなるに連れて石が細かくなっていっています。
これはどこの家も共通しています。
もし、この上江洲家に
手を入れていい(笑)としたら、、、
どうするか?
迷わず、黒い石の間に
海から運んだ砂を撒いたことでしょう。
写真(海岸の様子)のような感じで、、、
竹富島はそうしていましたが
石が黒い分だけ、久米島はシュールです。
空が海、、、地面は砂浜、、、
ぽつぽつと黒い島が浮いています。