昨日は3年生前期の課題「スケルトン&インフィル」の講評会(担当 木下庸子 伊礼智)。
ゲストでワークショップの木下道郎さんを迎えて行なう。
今年の3年生は冒険的なスケルトンがなく、オーソドックスな中にも
楽しさとリアリティのある試みが見られた。
住戸をパズルのように組み合わせ、各戸が360度の視界が得られるように挑戦した案。
住戸を4つの要素(水回り、寝室、キッチンダイニング、リビング)に分割、
3600×3600を1ユニットとして、1〜4ユニットで構成、
分離させて配置、豊かな戸外空間をつくり出そうという案。
フォサードから内部の住戸構成を分からなくしたい、、、というアプローチから
共有スペースとプライベートバルコニーが楽しくなった案。
8角形のコアから飛び出してきたかのようなガラスの箱で光を取り入れ、
欠きとった(凹んだ)ベランダを通風とアプローチに利用するという明快なプラニングで、
印象的なフォサードをつくり出した案。
360℃のパノラマを意識してスケルトンを試行錯誤し、
十字型の共有スペースを基軸にまとめようとした案、、、など、
5グループの案が揃った。
木下道郎さんからは全般的に「なかなかよくできている」との感想、
それぞれに具体的な講評をいただいた。
夏休みがあけて、後期の「集住」の課題は木下道郎さんと谷内田章夫さん。
居住で最もハードな、しかし、じっくり腰を据えてまとめあげていく課題である。
その講評には僕らも参加する、、、今回はいい引き継ぎができたと思う。
その後は曽根教授も交えて打ち上げ、、、みんなで大酒飲んだのは言うまでもない(笑)