連載も5回目となりました。
今回は「プレゼンテーション」について。
プレゼンについて、、、
どんな図面を用意するとか、クライアントに分かり易くどう工夫する
といったことよりも重要なことがあると思います。
ソーラータウン久米川の仕事のとき、短い間でしたが
永田昌民さんと一緒に仕事をさせていただきました。
永田さんからは設計に関わる色々なことを得たのですが、
一番、大きなことはプレゼンに関わる「心構え」だったように思います。
とにかく,「良く考えること」(これは奥村先生にも言われていました)。
適当な「たたき台」で取りあえず打ち合わせするなんて,相手にも失礼だし、
いい方向に進むわけがありません。
間取りだけ持っていってお伺いをたてるやり方では設計者とはいえないと思います!!
きちんと立体で提案すること、
「あなたの家はこれですという案を自信を持って提示すること」。
「2案も、3案も持っていってどれにしましょうなんてことはするな」
こっちが迷えば、相手はもっと迷って、収集がつかなくなってしまいます。
1軒しかたたないのです!!
ヒアリングと現調の後、「これです」という案を考え抜いて提示する。
スタートの水準が高ければ、いい家ができる確立も高い。
約束の日までに「どうしてもいい案がでてこなければ、打ち合わせの日を伸ばしてもらえ」。
つまり、いい加減なものをクライアントに出すな、、、ということです。
いい加減なものからスタートしなければなりませんから、、、。
大きくはそんなことだったと思います。
それだけでも取り入れると仕事の質がぐっと上がるように思います。
今回はそんな話をさせていただきました。
最初が肝心、いい加減な仕事はするな!!ってことですよね(笑)。