都内の30坪ほどの住宅(築30年ちょっと)を改装することになりました。
というわけでスタッフひとりを連れて実測へ。
改装の仕事は気心が知れた相手(施主)なら本当に楽しい。
「古くて新しい事務所」(新建築・住宅特集2007年4月号)の時は
自分が施主なので本当に楽しかった(爆笑)・・・金はなかったが・・・。
現地に到着、
まず、ざっと全体を見て、写真を撮ります・・・展開図を起こすときに役に立つような写真。
次に図面が一切残っていないのでまず、プラン取りから・・・。
1/50であらかじめ用意してあった910のグリッドにプランをのせていきます。
出窓などイレギュラーな寸法のみ寸法を採りながら、ひと通りまとめる。
その次に開口部、出入り口、造り付け家具、天井などの高さを測っていきます。
窓台の高さ、内法高さ、天井高さ・・・ラフな展開図が描ける情報です。
ひと通りできあがったところでコンビニでコピー(レイヤーを変える)。
次にコピーしたものに赤ペンで設備情報を書き込みます。
スイッチ、コンセント、照明・・・全て落とします。
最後に現地をみて、改装の手がかりをメモ書き。
ここはこうしたら?・・・というような類です。
これで、基本設計に必要な情報は採れたと思います。
細かな取り合いはその次・・・。
設計に必要な「手がかり」が取れたら、細かなことはまた、必要となってからでいいと思う。
ヘタにたくさんの情報を採ると、それに捕らわれて迷路に陥るように思うから・・・
これからが楽しみです。
・所要時間:実働3時間半(2人で)