カメラマンの西川公朗さんの写真が上がってきました。
おさらいを兼ねて「5角形の家」を振り返ってみたいと思います。
3角形の敷地に、2直角を持つ5角形の形をしています。
4角形に比べ、たった1辺増えただけで
求心性と拡散性を併せ持つ、変化に富む内部空間が得られます。
2直角を残すことで、家具の配置など無理がなく、
外部への開口部の対応もやりやすくなりました。
町と家の間にはアプローチを内蔵した小さな空間を設けてあります。
そこにはベンチがあって、買い物時の荷物の一時置き場にもなります。
そして網戸仕立てのガラリ戸で緩やかに町と内が遮られています。
その小さな空間の「奥」に玄関扉があり、カクンと折れ曲がって室内へと向う・・・
この家はこの小さな空間で住まいとして成り立っているようにも思います。
小さな敷地の小さな住まいこそ「町との関係を考える」必要がある。
設計:
伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:
国工務店
写真:西川公朗
*インテリア写真のみ 伊礼智
*2007年2月4日、正午〜4時頃まで 5角形の家はオープンハウスを行います。
場所:江戸川区北葛西2-24-13都営船堀駅より徒歩12分 葛西住宅公園近く
葛西住宅公園からですと船堀方向向かって馬場商店左折してめぐみ幼稚園前です。
地図は
国工務店まで。