
あずきハウスにはたくさんの方々にいらしていただきました・・・
ありがとうございました。
土曜日の午後には9坪の家も同時にオープンハウスを開催できました。
設計をした身でありながら、2軒の家を同時に見ることで
いろいろと考えることがありました。




あずきハウスは旗状の敷地を利用して、街をリビングまで引き込むように考えています。
張り出した玄関でリビングが街から見えないようになっていて、
モミジの隙間を抜けると木デッキにたどり着く。
将来そこは苔の庭となっていることでしょう。
街からは建物が隠れ気味になって、あずき豆の控えめな色合いもあって
狙い通り「シブ可愛い家」となったと思います。
建坪10坪、延べ床19坪・・・奥さんの仕事場付き。
9坪の家の姉妹のようなこの家は、9坪の家から歩いて徒歩10分強。
この2つの家は常識からすると極端に小さい家で
kokonomaさん、azukiさんだけの特別な家、またそのつもりで設計した特殊解なのですが、
どちらも「住めそうだな・・・」と思わせる一般解になったようにも思います。
標準化された設計を展開しているのですが、それが画一化に陥らず、
それぞれの住まい手の個性や暮らしを見えなくすることがない・・・
ということも良く分かりました。
また、美しい、完成度の高い空間は緊張感を伴います・・・
心地よく暮らすためには、そこから「緊張感」を取り除けたら・・・と思います。
そんな設計が見えたようにも思いました。
永く住み続けられる家というのはそんなものではないでしょうか。
建築家や施主のエゴで変わった家にならなくて良かった・・・。


東京町家・あずきハウス
設計:伊礼智設計室(伊礼智 松長浩子 森泉綾)
施工:相羽建設(監督 早川真 大工 菅野さん)