俵屋の不思議  「霞の間」の雪見障子
開口部には内側に雪見障子が仕込まれています。
障子の下、ひとマス残しているところが面白い。
おそらく、景色の切り取り方が、その方がきれいだろうという女将の判断だと思います。
真冬、外側にあるガラス戸(シングル)だけだと寒いので、
庭を見ながら断熱性能を上げるのに有効ですね。
寝るときには障子を降ろすとプライバシーも守れて断熱もより良くなる・・・
優れた日本の建具のひとつです。

俵屋ではそれだけでは収まりません・・・
ガラス戸と雪見障子の間にカーテンが隠れています(吉村順三事務所のやり口ですね)。
カーテンと雪見障子は必要なときだけ壁の中から出てくるのです。

障子も最後に出てくる奴は戸蓋付きになっています。
少しでも気密を良くしようという丁寧な設計の基本・・・。

俵屋の不思議  「霞の間」の雪見障子_b0014003_16471973.jpg俵屋の不思議  「霞の間」の雪見障子_b0014003_16473340.jpg
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by satoshi_irei | 2006-10-14 16:53 | ・俵屋旅館の不思議 | Trackback | Comments(3)
Commented by kazuo-nakazato at 2006-10-16 09:00
最近障子を好むユーザーさんが増えていますが、ほとんど張替えがイヤとおっしゃいますね。
ワーロンみたいな樹脂に挟まったものがよく使われるのを見かけますが、高いのにかえって安っぽくなりますね。(私は勧めませんが。)
Commented by satoshi_irei at 2006-10-16 09:19
中里さん、
僕も同感です。ワーロンみたいなものは質がまるで違うものですね。
明かり障子には使わないようにしています。
Commented by とんぼ at 2007-02-17 21:11
いつも楽しく拝見させて頂いております。日本旅館なのにモダンな設えですね。障子は、本当にステキです。先日営業が終了したキャピトル東急ホテルと、おなじ空気を感じます。ここはホテルなのに、日本的な設えでした。これからも拝読させて下さい。それでは。


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