![]() ちょっと前の満月の日です。 ちょうど、昼と夜の境目に月あかり。 沖縄で昼と夜の間(その逆もあり)を「アコークロー」といいます。 明るくて、暗い・・・不思議な色合いの、不思議な空間です。 陸と大海の間の珊瑚の緩衝帯を「イノー」と呼ぶらしいですが、 魚が豊富で、ここまでは生活圏なのです。 陸と海のあいだの空間ですね。 「若夏」という季節があります。 オキナワでは季節の変化が少ないように思われるでしょうが、 先人たちは季節の変わり目を読み取り、区別していたのですね。 春と夏の間の季節です。 「オキナワの家」にも書いた、ヒンプン廻りの空間やアマハジ空間も含めて 沖縄というのは「あいだ」の空間や時間が好きなのかも知れません。
by satoshi_irei
| 2006-02-24 19:40
| ・住まい・建築
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Comments(12)
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共通語だと「逢魔ヶ時」でしょうか。
池澤夏樹さんが、文化でも生態系でも境界がおもしろいと 書いてましたが、家や街並みも、 生け垣を植えるとかして、境界を工夫すれば よくなると思います。
STILWELLさん、
池沢さんがそんな事を言っていますか? 沖縄の影響でしょうね・・・ 「あいだ」の空間もまだまだ工夫のしがいがありそうです。 ![]()
多分、むくどり通信だったと思います。
早速、読んでみます!!
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私も見つけたら書き込みます。
期待せずに待っていてください。
反対方向にまだ太陽が残っていたりすると、「Twilight Zone」ということになるんですよね。
「黄昏時」というのも「誰そ彼(たそかれ)」という意味で、相手が誰かぼんやりして見えない、 そんな時こそ妖怪などに出くわす、ということらしいです。 「逢魔が時」もそうですが、世界共通に異世界とのはざまの時間なんですね。
positive55さん、
いいですね・・・トワイライトゾーンですよ!! 最近は不思議体験がなくなりましたが、 子供の頃は見えてたんですよ。
家と家の間の関係を考えるのが『東京町家』。
都市で快適に暮らしていくためには、この間をどう捉えるかが重要です。 ![]()
境界の件
むくどりの巣ごもり むくどりとしゃっきん鳥 ではなかったです。 たしかマングローブを植林する話だったと思います。
マングローブは海水と真水の混ざり合うところに群生する植物の総称ですね。
熱帯と温帯、様々な国の狭間に位置しているのが琉球でした。 ![]()
すみません、
マングローブを植林する話は むくどりは千羽に一羽 の ぼくたちの失敗 所載だったのですが、境界の話は載ってませんでした。 勘違いだったようです。
了解です!!
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