「暁翠の間」、本間に入ると正面に竹の庭が目に入ります。
床を背に座敷に座ると、正面に見えるのが、奥行きのある庭。
この両方の庭を丸ごと部屋に引き込むためには開口部の納まりもひと工夫が要りますね?
建具に建具をぶつける、解放すると何もない・・・はやり、こうなりますか!!
基本といえば基本です。(しかし、こんな時の敷居の組み方は難しい・・・)
やっぱり、和の空間には框が細くないとダメですね。
「楓の間」でもお話ししたとおり、
本間には障子とガラス戸の間にカーテンが仕込まれています。
カーテンは壁の中に仕舞われるようになっています。
昔、奥村先生がモダンリビングの対談の中で、
和の空間にカーテンがぶら下がっているのはだらしなくて・・・
というような事をおっしゃっていたように思います。
そんな事を思い出させる開口部でした。
ここの改装も中村外二工務店なんでしょうか?・・・お伺いするのを忘れました。