English Here
野沢正光さん、横内敏人さん、高間三郎さん、野口さんらによるシンポジウムです。
仕事を抜け出して出かけました。
ちょっと遅れて入ると・・・こんな状態。
前列の方には益子義弘さん、林昌二さんら、巨匠方がいらっしゃいました・・・
後ろで良かった(笑)。
野沢さんは吉村先生の仕事は担当者でガラッと変わる・・・担当者の意見をよく聞かれた、
あるいはおだて上手で、担当者をその気にさせるのがうまかったのでは?と話された。
同じく構造家、設備設計者、(家具の担当者も含めて)と
コラボレーションを楽しまれた方なのではないかと言うことでした。
それが、「枯れない」理由のひとつだと僕も思います。
林昌二さんにもマイクは振られ、
林さんは「吉村さんの良さは説明できない・・・」とおっしゃった(いつもそう・・・)。
吉村先生を説明することが野暮なのかも知れない・・・
「考えるな感じろ!!」と言うことでしょうか(笑)?
しかし、あの「品の良さ」はどこから出てくるのか・・・・
先日、吉村事務所の応接室を実測して、確信したことですが・・・
「簡素」の中から出てくる「品」、「簡素」だからにじみ出る「品」なのだと思います。
野沢さんが、前に、
吉村先生の良さは「ちょっとバラックなところ・・・」(笑)
と言うようなことを書いてありましたが、それは同じ事を差しているように思います。
もちろん、住宅を設計している身としては、簡素さを生かす
細かな吉村流派の伝統のノウハウ(笑)は知ってはいますが・・・・それだけではない。
横内さんは、そこのところを吉村先生の「面構え」にさかんにこだわり(笑)、
ちょんまげを付けたら、武士の顔だと・・・。
武士の精神性を感じるような事を話されました。
それぞれの異なる吉村先生の見方があっていいのではないか・・・
野沢さんの言葉が、今回のシンポジウムの様子を表していました。
今の時代に吉村先生から学ぶことは何か・・・
ぼくは、その「簡素」さではないかと思います。
簡素だけれど、十分、人を魅了する建築・住宅を創ること、社会と繋がる仕事をすること・・・
取り合えず、そんなところかと・・・(笑)。
なんだか、とりとめのない記事になってしまいました・・・
やっぱり、吉村先生の話をするとこうなってしまうような気がしますね(笑)。
*国内外からのつまらないトラックバックが急増しています。
しばらくトラックバックを不可にさせていただきます。