東京町家・9坪の家   おさらい 2
街との間にはそよごと黒竹で緑の半透膜を創り、
緩やかにプライバシーを包んでいます。
イロハモミジと黒竹の間から室内を覗いてみたのがこの写真。
緑の半透膜の裏には1坪の縁台があり、
木製の引き込み戸を通して、奥の2帖の和室が見えます。
西川さんには、対角線の視覚をうまく捉えていただきました。

設計:伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:相羽建設
写真:西川公朗

東京町家・9坪の家   おさらい 2_b0014003_9175373.jpg
by SATOSHI_IREI | 2005-09-21 09:22 | ・東京町家・9坪の家 | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from OMソーラーの家「東京町家」 at 2005-09-21 09:31
タイトル : 緑のスクリーン
東京町家が大切にしていることのひとつに、街と家との適切な関係がある。 プライバシーのグラデーションという言い方をよくする。 閉じるわけでも開きすぎるわけでもなく、適切な距離感。 鬱陶しいのはいやだけど、どこかで街との関係は保ち続けたい。 建具で変幻自在に調整することもある。 よしずのような、半透膜を使うこともある。 住宅街の、そんなに人通りが多くなく、通りと少し距離がある場合、緑のスクリーンが良い。 普通に通りを歩いている時は、家の中は全く気にならない。 ちょっと近寄って、何気なく横を...... more
Commented by tokyomachiya at 2005-09-21 14:15
この視線、室内側から見たらどう見えるか・・・?
見てみたい方は、TBをクリックしたら見えます。
Commented by SATOSHI_IREI at 2005-09-21 14:55
迎川さん、
和室からの視線が今回の表紙です。


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