小田原さんの話は面白い、そして脱線する。
テーマの関係上、建築知識誌上では取り上げられないだろう話を
ブログでまとめてみるのもいいかもしれない。
小田原さんは吉村順三先生や奥村昭雄先生たちと家具づくりをしてきた人・・・
そしてこの両人を小田原さんはずっと敬愛している。
小田原さんは吉村先生や奥村先生の話をとてもいきいきと話してくれる。
そんな経験がとてもうらやましく、そして、聞いているこちらもうれしく心地よい。
「僕は吉村先生に家具の技術は教えたが、
デザインと建築における家具の重要さというものを教わった」・・・いい関係で仕事ができた人の言葉である。
ある時、いい家具ができたので吉村先生に「売れそうですね」といったら、
「これは自分の空間に入ってのみ喜ぶ家具だ」とおっしゃられたそうです。
吉村先生の家具は先生の空間の中で輝くものなんだということを聞かせていただいた。
ウェグナーのような家具デザイナーと違って建築家の家具とはそんなものかもしれません。
そんな感じで小田原さんに教えていただいています。 伊礼智