俵屋・佐藤年さんのことば

京都巡業も無事終了。
密度の高い2日間でした。

クライアントが俵屋の常連で、たまたま次は「俵屋で打ち合わせを!!」ということから出かけて行ったのです。

俵屋では主人の佐藤年さんとクライアントの

ご夫婦を含めて、
1時間以上もお話しすることができました。

俵屋はただ今、資料館を年さんの設計で進めていますが、難航中とのこと。
その資料の整理も大変とのこと。
話に出てくる宿泊客が
サルトル、ボーヴォワール、ジョブスやゲイツ、
時代も蛤御門の変とか、、、笑。

吉村順三さんや奥村先生、まことさんの懐かしい話も聞かせていただきました。
フィンユールの椅子は綺麗で好きだけど
座り心地はちょっと良くない、ウェグナーのほうがいい、
一番いいのは吉村先生のこの椅子!
と僕の座っている 椅子を指差す。
復刻させて世に出したかったそうですが
叶わなかったとのこと、、、。

働き方改革は俵屋にも大きくのしかかって、
年さんにとっては理解しがたい、受け入れがたいものだったらしいですが、
息子さんと弁護士さんのアドバイスを潔く受け入れ、様々な工夫を凝らし、サービスを落とさないように工夫したとか?
俵屋を維持できるかどうか、、、?
気がかりでしょうね。

今年、85歳、、、
強く心に残った言葉は
「究極は良くない、ほどほどがいい」。
年さんらしくない言葉に思えたが?
究極は本人はいいけど周りは大変!
居心地が悪い。

居心地がいい、、、
それを時代に合わせて維持することが大事との事!
ほどほどだから続けていけるのかもしれません?

写真は伊礼智の設計作法1で
使わせていただいたアーネストスタディ。
なんども見ているのに新鮮に感じた、、、
どこか変わっている??



俵屋・佐藤年さんのことば_b0014003_16254126.jpg
俵屋・佐藤年さんのことば_b0014003_16254414.jpg






伊礼智の住宅設計作法Ⅱ(2018年刊) のご購入はこちらから
「伊礼智の住宅デザイン」(2018年刊) 購入はこちらから

■伊礼智設計室では学生向けにオープンデスクを受け付けます。 
住宅をメインとする建築家のありのままの事務所の姿を経験していただければと思います。 

受け入れ条件
* 25歳まで!男女問わず。
* 伊礼智設計室の作風が好きな方。
* 健康(精神的にも)な方
* 2週間〜、フルタイム来ていただける方。
空き時間だけという方はご遠慮ください。
* 就業時間は9時半からから7時(定時)まで (夜も遅くまでということもあり得ます、徹夜はありません、笑)。
* タバコを吸わない方* スケッチか模型作製、どちらかうまい人
*期間は2週間を目処にフルタイム来ることができる方(必須) たまに事務所の「まかない」(無料)あります。
*連絡先 irei@interlink.or.jp 伊礼智まで 

(有)伊礼智設計室 住所:〒171−0031 
   東京都豊島区目白3−20−24
   電話:03−3565−7344(FAXとも)メール:irei@interlink.or.jp
Houzzに登録中の豊島区, 東京都, JPの伊礼智" target="_blank">HOUZZ

i-works project ホームページ




by satoshi_irei | 2018-05-04 16:26 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)


<< 俵屋の心地よい小さな居場所 諫早の家、通り土間。 >>