
これまでOMソーラーシステムでは、夏、屋根で集熱してお湯とりをした後、
余った熱は捨てていた。
集熱した熱の2〜3割でお湯を作って残りを捨てていたのである・・・もったいない!!
ずっと前からもったいないと思っていて、
仲間内では冗談で「サウナできるよね」なんて言っていたものである。
もちろん誰もやらなかった・・・
なにしろ夏には60度前後の高温の空気を室内に入れっぱなしになってしまうのであるから
熱くてしようがないし、建物に悪さするかもしれない。
そうしているうちにいつの間にか切り替えダンパーというものが出てきて、
タイマーも付けられる、ユーザーからの要望として「室内干しを」なんてものも多くなってきた。
技術は揃い、ニーズもある・・・機は熟したのだ。
ここでは浴室の中に夏排気をタイマー付きで切り替えられるようにしてある。
浴室の中が「乾太くん」状態だ。天井のがラリから温風が吹き出してくる。
時間設定して掘っておけば、意図した時間で外への排気と切り替わり、
室内を以上に暖め乾燥させることもない・・・結構使えるシステムではないだろうか?
現在,葉山で設計中の家では南面する2階のサンルームにこのOM乾燥を導入する。
天日でもOM乾燥でもいけるというわけ・・・曇っていてもサンルームとなりえる。
OMはまだまだ未開拓の部分がある。 伊礼智