今日まで、池袋の芸術劇場前で古本市をやっていました。
スタッフとお昼を食べたついでに覗いていて、買ったのが、建築家、マルセルブロイヤーの家具の本。
ブロイヤーの建築も好きですが、なんといってもパイプの椅子がいいですね。
ブロイヤーの家具といえばそれしか頭になかったのですが、本を見てみると、
初期の頃は木の家具もやっているんです。
それもリートフェルトぽかったり、、、なかなかかわいい。
ちょっとリファインすると面白いなあ、、、と思いながら見ていて、見つけたのが右の写真。
このフォルム、、、見覚えがあります。
知り合いの家具デザイナーの子供用の椅子に似ています、、、これ以上は言うまい(笑)!!
今度、建築知識で「住まいと家具」の連載をするにあたって、
家具デザイナーはどうしていろいろな家具のデザインが出来るのか不思議でしようがなかったのですが、納得しました。
建築も一緒で、先輩方の仕事をたくさん見て、それに工夫を重ねていっているのですね。
そうやっているうちに、ある技術と出会って新しいものが産まれたりするのです。
大変なことであり、しかしそれだけのことなんだという気もして、
何だか自分にも家具がやれるような、やってもいいような気がしてきました。
ただ、家具は難しいですけどね。 伊礼智