清家先生の葬儀。
清家先生の葬儀。_b0014003_16222225.jpg




















先ほど、清家先生の葬儀に行ってきた。1000人はいるのでは?と思うほどの人だ。
おそらく、清家清という人に出会わなかったら建築をやってなかっただろうとしみじみ思った。
はじめてお会いしたときから四半世紀、、、とても早いような気がする。

琉球大学時代に、琉球大の福島教授にくっついて芸大の清家研究室にお邪魔したことがあった。
打ち合わせ後、アメ横のところまでご一緒させていただいたのだが、
別れ際に「今日は琉球から坊やたちがきているから、、、」といって、
財布から1万円札を1枚抜いて、少し躊躇してもう1枚、計2万円のお小遣いを頂戴した。

そのお金でみんなでお鍋をつつきながら、
あれは1万円で遠慮すべきだったのでは?、、、と福島先生たちと話した(笑)。

あれから、「琉球のぼうや」は中年?になり、それなりに設計で食べている。
清家先生は「オキナワの家」を手に取っていただけただろうか?
うっかりして、清家先生に本をお送りするのを忘れてしまった、、、
先日の、運転免許を失効していたことより残念だ、、、
そんなことを思い出しながらお花を捧げてきた。         伊礼智
by satoshi_irei | 2005-04-22 16:47 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(3)
Commented by tokyomachiya at 2005-04-22 22:26
大きな体にいつもにこやかな笑顔を絶やさず、温和な方でした。
一時期、仲が悪かった芸大と東工大を繋ぐ、貴重な人物でした。
いまだに、この二つの大学は、日本の住宅界をリードする。
御冥福をお祈りします。
Commented by surugakinoienix at 2005-04-22 23:50 x
清家先生が、十数年前、静岡で講演されました。建築家の講演は、ご自身の作品の紹介が多いのですが、
先生は、一切スライドや作品紹介もされず、間について、二時間、お話されました。
30畳くらいの、広いところで、二人で話しても決して親しくなれない話しから始まり、剣道などの間合いの取り方や
家族や人付き合いでの間、建築の間についてお話されました。特に建築は、間抜けになってはいけないと、
お話されました。そういえば最近、芸能界で、離婚が多いのは、広い家に住んでいるから、かもしれません。
伊礼さんの設計された家の、ころよい間が、清家先生がお話しされた間と
重なります。
ご冥福を心より、お祈りいたします。 
Commented by satoshi_irei at 2005-04-23 15:41
「かには甲羅に似せて穴を掘る」なんてこともおっしゃっていましたね。
身の丈に合わせたうちに住め、、、無駄に大きな家に住まない方がいいということですね。


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