谷口工務店の社屋の写真が送られてきました。
設計をはじめたときは社員が40人に満たなかったと思いますが
完成したときは70人に近くなっていました、笑。
大工の手で造られた社屋を目指してラフな納屋で良いと考えていたのですが、
谷口工務店の大工は遥かに上回る丁寧さで答えてくれました・・・
そのかわり、ずいぶんと時間がかかりました、笑。
外壁は近江の景観に合わせて焼杉。
開口部の木製建具はアイランドプロファイル。
設計:伊礼智設計室(伊礼智 一場由美)
構造:名和研二
施行:谷口工務店
造園:荻野寿也
写真:西川公朗
滋賀の谷口工務店の社員大工は33人。
これだけ多くの写真大工を抱えている工務店を他に知らない。
谷口社長も大工の出身・・・
大工の地位を上げたい、工務店の地位を上げたいという思いが現れています。
社屋の中に「いっぷく場」と呼ばれる大工のためのスパースがあります。
三和土で薪ストーブが設置されています。
それに繋がるように大きな多目的テラスもあります。
大工仕事・モノづくりを大事にする姿勢がここにも現れていると思います。
新しい社屋には打ち合わせの場がいくつも用意されています。
住宅を創っているのだから、住宅のような場所で仕事をして、
打ち合わせも住宅のリビングやダイニングに居るかのようでありたいと思いました。
打ち合わせコーナー1
薪ストーブが設えられて、庭と繋がり、住宅のリビングのような居心地。
障子に映る西日を浴びた植栽。
谷口工務店社屋の打ち合わせコーナーはあちこちに散らしてあります。
朝日が差し込むところ、夕日が差し込むところ、
庭の見え方が異なるので、新鮮な気分になれるでしょう。
小さなお子さん連れの方はこのコーナーで。
階段下を利用した子供達の居場所です。
設計の居場所。
谷口工務店の設計は若い女性が多い。
住宅デザイン学校や伊礼智設計室のオープンハウスを通して
着々と腕を上げつつあります。
製図室は構造家の名和研二さんのアイディアで「母屋構造」?とも言うべき架構。
ラワンベニヤを黒く染めて、構造を明快にしました。
開口部は木製建具(アイランドプロファイルウィンドウ)。
(有)伊礼智設計室
住所:〒171−0031 東京都豊島区目白3−20−24
電話:03−3565−7344(FAXとも)
メール:irei@interlink.or.jp
i-works project ホームページ
アマゾン 伊礼智の小さな家・70のレシピ
アマゾン 「伊礼智の住宅設計」(エクスナレッジ)の申し込みはこちらから
アマゾン 「伊礼智の住宅設計作法」(アース工房) ご購入はこちらから
伊礼智設計室プロフィール
主な仕事
face book
twitter
「伊礼智の住宅設計作法」は建築専門書店 南洋堂からもお取り寄せできます
ブログのトップへ