建築・デザインジャーナリストの鈴木紀慶さんより本が送られてきた。
「日本の住文化再考」(鹿島出版 2400円+税)。
明治以降、日本人の暮らしは表面的には変わったように見えるが、
本質的には何も変わっていないのではないか?
これがこの本のテーマである。
日本古来の暮らし方から現代にに至るまで、日本の暮らし方を振り返り、論考する。
その歴史の片隅に
「東京町家・9坪の家」を取り上げて下さった・・・身に余る光栄である。
「小さな家」「外部への関わり」「設計の標準化」
「住宅のプロダクト化」を肯定的に捉えていただいた。
住宅デザイン史ではなく、住宅文化史という大きな流れを概観することに
相応しい一冊だと思う。
鈴木さんは建築・デザインジャーナリストとして永く住まいに関わってきた。
今、日本人ひとりひとりが住文化について再考するべき時期にきてるのではないか?と言う。
海外をお手本にしてきた時代は過ぎて、今度は海外のお手本になる時期なのだ・・・と。
日本独自の住文化に着目し、現代に活かせ!!日本の生活文化の知恵を継承せよ!!
というのが鈴木さんの提言だ。
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