第6回目となった素材巡礼ツアーは参加者45人+ホスト側・・・
大型バス2台での移動となりました。
今回はまず、日本エムテクスのビーナスコートやエッグウォールの原材料のひとつ、
「たまごの殻」を学ぶためにキューピーマヨネーズの五霞工場を訪ねた。
工場は撮影NGの為、キューピーちゃんがくるくる回る
卵割工程を見ていただけないのが残念(笑)。
防腐剤をいっさい使わず、
空気を抜き取ることで酸化を防ぎ、賞味期限を延ばしていることを知って、
大量生産=防腐剤という思い込みの間違いを知っただけでも収穫。
たまごの中身だけでなく、殻も有効利用、
その一部が日本エムテクスのビーナスコート、エッグウォールに利用される。
ビーナスコートでは主原料である火山灰のバインダーとして(通常は樹脂が使われる)、
たまごの殻から取ったコラーゲンを使用、エッグウォールではクロス表面に
平米あたり80個のたまごの殻を吸着させている。
たまごの殻は呼吸のために小さな穴が空いてる、
それがクロスとなることで吸放湿性を持った建材となる。
その後、サラダバーでキューピーマヨネーズ・ドレッシング三昧を体験(笑)。
工場を出たあとは、I-WORKS 1,0の現場を視察していただき、
場所をリクシルのショールームに移してセミナー。
日本エムテクスの三浦社長からビーナスコート、エッグウォールについてのレクチャー。
ビーナスコートとの出会いは9年ほど前に設計した「深大寺の家」から・・・。
そのときは
藁すさを入れてみたりして、いい風合いとなった。
自然素材に徹するという製品の質に加えて、コストやメンテナンスを重視して開発したとのこと。
3,11の震災の時もメンテナンスの良さを十分に発揮した。
続いて、ボロンデガードの浅葉さんが登場。
世界標準の防蟻剤であるホウ酸・・・しかし、まだまだ日本には浸透していない。
体内に取り入れるとゴキブリが死ぬくらいだから、人間にもよくないと思われている。
ホウ酸は人間は体外に排出できるが、
昆虫の類は体外に排出できないので蓄積して死んでしまうとのこと。
だから、人間には無害であると・・・。
また、ホウ酸は自然物であることもはじめて知った(科学的な薬品ではない)。
両者をI-WORKS PROJECTの標準仕様として取り入れていこうと思う。
それにしても日本全国から45人もの方に参加していただき、
つくづくマヨネーズ好きがいるものだとあきれているところです(爆笑)
(有)伊礼智設計室
住所:〒171−0031 東京都豊島区目白3−20−24
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