日曜日は昨年お引き渡しをした住まいの1年検査・・・1日がかりとなりました。
まず、午前中に
北鎌倉の家へ。
ショートケーキのような変形した小さな住まい。
緑に囲まれた土地にすっかり馴染んでいました。
木製建具の調整を除けばほとんど問題なし。
大きな家蜘蛛の話など、愉快な住み心地をお聞きしているうちに
お昼近くになってしまいました。
お昼ごはんを挟んで
葉山の家へ移動。
北鎌倉の家と同じ時期に施工、工務店も同じ(安池建設)・・・
住まいの仕様もほぼ一緒なので、問題点も同じ(笑)。
ただ、薪ストーブがあるので、ストーブ廻りの熱環境が厳しく、
季節によって塗装に割れが生じる・・・塗装の補修がいくつか出ました。
写真正面の北東側のメイン開口部は崖地に面していることもあって
風が吹き上がってくるらしく、冬に建具框下や
戸袋の戸蓋の下を抜けてきた隙間風が寒いとのこと・・・
覚悟していたとは言え、もうすこし何とかしたいとのことでした。
木建ての隙間風は難しい・・・
対策を施すと(ピンチブロックなど)操作性が悪くなる(建具が動かなくなったり)。
2本引きの木製建具の大きな宿題です(笑)。
「家を建てると3つくらいは不満が出ると、友達から聞いていたけれど、
この家にはいっさい不満はない」と・・・問題点を確認しながらも
そう言っていただける(笑)と、この仕事をしていて良かったと素直に思えます。
外壁の塗装、庭の枕木敷きやまき小屋の製作を
ご自分達でやってきたからこその言葉でもあるのでしょう。
渡辺篤史さんの「建物探訪」の取材時の失敗談など
話し込んでいたら夕日モードになってきました(笑)。
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