障子のデザインにもいろいろあります。
昔の親分に「障子は触ったら壊れるのではないか」というくらいにデザインするものだと
先生方から教わったという話を聞きました(笑い)。
繊細なデザインもいいのですが、この吉村障子(吉村順三事務所の障子)は
組子と框が同寸で、何本もの障子がまるで一枚に見えるという、
空間的というか総合的な判断で決まっている障子として、そう受け取って、僕は踏襲しています。
障子そのものでなくて、空間全体の素朴でシンプルな空間のテイストを表した障子の考え方でしょうね。
そんな姿勢を表現するために踏襲しているのですが・・・
でも、やるとき(デザインに凝る)時はやりますよ!!(笑い)
設計:伊礼智設計室(協力 竹内国美)
施工:田中建設工業