今日で前期の授業も終わり・・・とても嬉しい。
授業の合間にちらっと覗いた「新建築・住宅特集7月号」。
コラム:住宅の設計力「空間に響くディテール」を
生田京子さん(名古屋大学准教授)が担当している。
吉村順三さんの軽井沢の山荘の2階のテラスに関する言及がいい。
「人が乗ることが前提となっていないテラス」と言い切る。
出が500ミリしかない。
これが人が乗る事を前提とした深さがあったなら、
居間と景色の距離が遠くなってこの建築の魅力は半減しただろう。
テラスを無くすとするとしっかりした手すりか
ガラスの境界を設けることになるだろう・・・これも魅力がどうか?。
周辺の環境と一体になるためのちょっとだけ持ち出したテラス、丸太の手すり・・・
これが簡素ながらも考え抜かれた空間に響くディテールではないか?という内容。
あの山荘の2階のテラス(バルコニー)を
人が乗るためのものではないと言い切った人は初めてではないか?
吉村先生ご本人が
どのような意図で設計したかも大事ですが、
受け取る側が自由に解釈するというのも楽しい。
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