今回の住宅デザイン学校は滋賀にて
谷口工務店の最新のモデルハウスである
下田のゲストハウスを訪ねるツアー。
設計:伊礼智設計室(伊礼智 一場由美)、施工:谷口工務店
その後場所を変えて、「標準化」と「アーキテクトビルダー」をテーマに講演会。
まず、ぼくより「標準化とは何か?」をテーマにお話をさせて頂きました。
設計の標準化を行い、それを駆使する設計力を身につける事が
より良い仕事を続ける上で大事であることをお話しさせて頂きました。
次に谷口工務店の谷口社長に
会社案内と企業理念、経営哲学を語って頂きました。
お客様だけが喜ぶ家ではなく、創り手も喜ぶ家づくりをしたい・・・
それがみんなを幸せにする家づくりであると語りました。
施主のいいなりの工務店でなく、プロとしての見識を身につけ、目を養い、手を練り、
優れた「提案」をしていく「アーキテクトビルダー」となる・・・
それに共感して頂ける人と歩むことに舵を切り変えたことをお話しいただいた。
続けて、急遽、ゲスト講師として参加頂いたベガハウスの取り組みを
設計の幸野さんからお話し頂いた。
既に「提案」する姿勢を身につけ、実績を上げ続ける「アーキテクトビルダー」の報告は
「アーキテクトビルダー」を目指す成功事例として説得力のある内容でした。
最後は、環境創機の友良平さんが登壇。
下田のゲストハウスに搭載した「そよ風2」を中心としたパッシブシステムの話をしていただいた。
パッシブデザインとアクティブデザインの良いところを取り入れたものが
空気集熱の歴史であることを再確認した。
近江商人の「三方よし」が谷口さんの仕事の哲学に重なる・・・
「設計よし、施工よし、住まい手よし」が谷口工務店の目指すところでしょう。
また、近江商人の上がりは金儲けではなく、結果として「人財を育てること」らしい。
ベガハウスの八幡社長は既にその方向へ向いていると思います。
「アーキテクトビルダー」はただのエンジニアではなくて
社会に新しい価値を提案し、社会へ貢献し、人財を育てる・・・
それを仕事を通して行うものであるということに気づいたことが今回の収穫か?(笑)


その日は現地に造園家の荻野寿也さんもいらしていただいて説明をしていただきました。
その日はうだるような暑さ・・・
2階の半建築空間にて、庭の手水鉢で冷やしたシャンパンをみんなでいただきました(笑)
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