新建ハウジングプラスワン 「伊礼智の住宅設計作法2」 連載12回目
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連載も12回目、今回は小さなキッチンのプロダクト化の話。
「注文住宅」といいつつ、あたりまえのようにシステムキッチンを買って設置している
今時の住まいづくりをみると、「注文住宅」というがプロダクトの集積でしかないのがわかります。

だからこそ、システムキッチンではなく、
その住宅をつくってくれる職人達の手でつくりたいと思う反面、
プロダクトが悪いのではなく、住宅に溶け込み、過剰なデザイン、
過剰な設備が満載されていない、使いたいものがないだけではないか?とも思うようになる。

今回、日頃のキッチンを、
あるメーカーと組んでプロダクト化しようと試みた事を書かせてもらいました。

プロダクト化の高いハードルは
「たくさん売らないと商売にならない、だから、コストを安く、つくりりやすく、
手持ちの材料と手持ちの技術で・・・」となり、だんだんと違うものになっていく。
お互いに歩み寄りながらも、「それでも数が出そうもなく、リスクが高いと見れば、やらない!」
という大きなメーカーの論理でした。

だから、今度は小さなメーカーと組んでキッチンをプロダクト化してみたい(笑)。




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by satoshi_irei | 2011-09-03 16:25 | ・掲載誌 | Trackback | Comments(4)
Commented by tokyomachiya at 2011-09-03 17:49
プロダクトにとって数の抑えは必須です。一定数を担保する為にコスト、性能、見た目の美しさ、使い勝手、耐久性、クレームの置き難さ等々検討され決められて行きます。そして、この作業は往々にして実現に近くなったところで、販売リスクを取るメーカーの意向で、どんどんつまらないモノに変えられて行きます。この最終工程を避けてイメージ通りのモノをプロダクトする為には、本数を決めて全量買い取りにする方法があります。伊礼ファンから注文を集めて、版画の様に伊礼さんのサインとナンバリングをして、なんでもないビンテージにするのです。とりあえず100本程度まとまれば可能でしょう。企画しましょうか?ネット販売でシェアして100件注文が入ったら制作すると云う手もあります。
Commented by satoshi_irei at 2011-09-03 18:21
迎川さん・・・返品が心配です(爆笑)。
Commented by hontouni-ii-ie at 2011-09-06 22:31
伊礼さんデザインのキッチンは、はじめは小さいなと思ったのですが、使ってみるとびっくりの使いやすさでした。それに質感がとても高い。ある程度沢山売れてコストが少し下がれば素晴らしいものになるとおもいます。キッチンというか、少し高級な家具のようです。
Commented by ビジネスマナー at 2011-09-24 15:47
とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。
ありがとうございます!!


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