先日、自由学園にて第1回目の設計セミナーを行いました。
最初のゲストは設計スクールの常連であり、鹿児島で頑張っている工務店、ベガハウス。
幸野さんと大迫さんが講師を務め、設計スクールで得たものを
実際の仕事でどう生かしてきたかを時系列でまとめてくれた。
*スクールに参加する前は目立つモノをつくろうとしていたが、
価値観が変わり始め、セミナーの内容を即、実作に生かすことにしてきた。
*ショーホームと題して、住まいを引き渡し前にある期間借り上げて、
オープンハウスを行っている。
それが学んだ設計のトライアルの場となっているようだ。
*セミナーで得たものは「TTP」・・・「徹底的にパクル」(笑)。それを社員全員で共有する。
設計のみならず、伊礼智設計室の「まかない」までパクルという徹底ぶり。
「ものまねと猿まね」は違うとのこと。猿まねは形だけ、ものまねはプロセスまで真似る・・・
これが「TTP」の根幹か?
*セミナーに参加して建築、家具、ランドスケープは同じように大事だと理解した。
その後、家具は村澤一晃さん、ランドスケープは荻野寿也さんから指導を受ける。
*パクリのルール・・・学ばせてもらった方へのリスペクトは忘れない。
真似たモノを自分のオリジナルと嘘をつかない・・・
誰から学んだか、ヒントを得たかを明確にしている。それが今後のさらなる発展へ繋がる。
*今後は学んできたもの(パクッたもの)を昇華して鹿児島の地に生かしていきたいとのこと。
とにかく、急速に腕を上げ、会社の体勢にも磨きを掛け、
「ものづくりを通してしあわせを」のモットーにのっとり、成長を続けている。
鹿児島には日本一の工務店「シンケン」がいる・・・ベガハウスの八幡社長が
「シンケンの足下に及ぶようになりたいのでチカラを貸して欲しい」といってきたのが数年前、
今や、足下どころか「シンケン」と共に鹿児島の家づくりを担う工務店になったと思う。
彼らの偉いところは「シンケン」へのリスペクトも忘れていないことだ。
シンケンがあったからこそ・・・である。
6月にはこのネットワークで鹿児島へいく・・・
「シンケン」と「ベガハウス」の家づくりを見にいく・・・楽しみだ。
了解いただいたシンケンの迫さんの太っ腹にも感謝・・・さすが日本一!
鹿児島の工務店は優秀な設計事務所が施工も家守りもやっているようなレベルなのだ。
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