戒厳令を敷かれていた、「小さな家のプロダクト化」が昨日、とうとう解禁となりました。
定例の勉強会の後、まずは仲間内にお披露目、新年会と忙しい1日でした。
今後、3月にコンセプトブック「小さな家。計画」(エクスナレッジ)の出版、
社団法人の立ち上げなど、めまぐるしい動きとなります。
住宅のプロダクト化は建築界ではタブーであったと思います。
成功した建築家はいない、
住宅は創る物であって買う物ではない・・・,施主の要望を叶えるもの・・・
そうたたき込まれてきました・・・本当にそれだけなのだろうか?
色々考えて、
先輩方に・・・、タブーに挑戦してみたい・・・そう思うようになりました。
インターネットの発達、プレカットの進歩、CAD・CAMの著しい発達とその統合、
ネットワークの成熟、国家の(法律)の思惑、・・・機は熟したのではないか?
日本の住宅建築を考え直すチャンスだと思います。
戦後建築界が封印していた「パンドラの箱」を開けることになるかも知れない・・・・・
その結果、眠っていた業界を目覚めさせ、あらぬ方向の住まいづくりに
向かわせてしまうかも知れないとの先輩の忠告もあったようです。
それでも蓋を開けるか?。
我々がやらなくても、すぐ、他に誰かがやるだろう・・・という判断です。
とんでもない奴らにやられるくらいなら僕らでやろう!!。
開けてはいけない・・・と言われてた
このパンドラの箱の中には、さらなる盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみ・・・
などが閉じこめられているかも知れません。
それが一気に噴出し、良心的な住宅提供者などは
住宅の世界から吹き飛ばされてしまうかも知れないのです。
ただ、パンドラの箱には「希望」も忍ばせてあったようです。
われわれはその希望を取り出したい。
よりよい住宅を手頃な価格で、
住宅提供の多様さを創り出す、住まい手の住むチカラが住まいを良くしていく
・・・という「希望」を共有したい。
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