「住宅建築」に「ディテールの小匣」というコーナーがあります。
今回、そこで、高千穂の火山灰の左官材「そとん壁」と「薩摩中霧島壁」のディテールの話を・・・。
「そとん壁」、「薩摩中霧島壁」は開発のお手伝いをさせていただきました。
そんなこともあって愛着を持って使い続けています。
メリット、デメリット、納め方、施工上の注意など
設計者として心がけていることをまとめていただきました。
「そとん壁」の現場第一号はぼくの設計した横浜・梅ヶ丘の家。
びりびりにクラックが入り、高千穂は商品化をストップ、
下地材を検討し直し、完成したのが半年後・・・(笑)。
外壁をやり直していただいたのが懐かしい・・・。
そとん壁にT-3番という色がありました。
薄茶で落ち着いた、飽きのこない色で、いつもこの色を使っていたのですが
色が濃いほど「白華」現象が起きやすく、高千穂は廃盤にしてしまったのです。
それでも頼み込んで特注で使い続け、何件も雑誌等に発表されるにつれて、
「伊礼さんの使っているあの色を・・・」という発注が多くなってきたとのこと(笑)。
高千穂では「伊礼色」と呼ばれることに・・・。
その後も注文は増え、先日、伊礼色は「復活」を果たしました(笑)。
品番が異なるので注意!!・・・白華が起きやすいので自己責任で!!(笑)。
*高千穂から連絡があり、今は白華しても「サンポール」(酸)で洗うと大丈夫とのこと。
確かに、昔から白華すると酸で洗うと聞いておりました。
サンポール・・・トイレの洗剤(爆笑)・・・いいような悪いような・・・。
高千穂
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