シネマ食堂
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実は三谷幸喜、小林聡美ファンです。
小林聡美はデビュー作である「転校生」の演技を鮮烈に覚えています。
26年ほど前の話・・・。
そのおかげで尾道には思い入れがあり、尾道ラーメン大好きという始末。
やっぱり猫が好き・・・
ではないですが、やっぱりということで
小林聡美のエッセイはまとめて先日、大人買い・・・。
三谷映画はこれから微に入り細に入りチェックしたいと思います。

そのあたりの話はまた後に・・・ということにして
今回はその小林ファミリーと言っていいと思いますが
「カモメ食堂」「めがね」「プール」など(小林聡美主演)の
食事シーンに出てきたメニューを創った方が
飯島奈美さん(フードコーディネーター)・・・
映画の中の食事をまとめたのが「シネマ食堂」。

様々な映画に関わり、その映画の役を読み込み、メニューを考えるのだそうです。
レシピ付で、普段のお昼ご飯に役立つ。

でも、彼女の真価は
巻末に出てくる映画のお気に入りの台詞を紹介しながらの仕事日記にあるように思います。
和田誠さんの映画評論集「お楽しみはこれからだ」のような切り口で、
映画の中の台詞をモチーフに、フードコーディネーターのスタンスで
映画を語る・・・という構成もおもしろそうです。
今後が楽しみな方です。



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今日のお昼ご飯は「シネマ食堂」に出てくるナポリエッグ。
「ハンサム★スーツ」という映画に出てくる料理。
ウインナーをバターで炒め、タマネギやピーマンを炒め、
水で溶いたケチャップを混ぜ、マッシュルームを投入し、
塩とコショウで味を調える。目玉焼きを添える・・・というもの。
今回は余っていたにんじんも加え、ちょっとニンニクで炒めました。
ご飯はあまった丹波の枝豆の炊き込みご飯です(伊礼食堂 作)。

今回はあっさり、大人の味にしましたが
もうちょっとコテコテの方がいいかもしれません。
多くの人が喜ぶメニューだと思いました。

サラダは「いちば食堂」(うちの一場)のポテトサラダ。
イノシシのハム、ソーセージ、マッシュルーム、ポテト、にんじん、を炒め、
レタスに載せて食べる。

スープは余ったキャベツのスープ。
鶏肉とにんじん、タマネギ、を潰したニンニクと
ブイヨンで土鍋でじっくり煮込んでいます。

*伊礼智設計室は11月6日〜8日事務所旅行(仕事も兼ねています)で沖縄へ行ってきます。
 ご迷惑お掛けする事もあろうかと思いますがご了承願います。
 



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by satoshi_irei | 2009-11-03 20:50 | ・まかないごはん | Trackback | Comments(9)
Commented by kainotakumi at 2009-11-03 22:01
僕も三谷ワールド大好きです。その周辺を取り巻く個性的な皆さんも。
(もたいさんや片桐さん)悲しいことに自分で料理が出来ないくせに
この本に魅了され購入しました。
あっもちろん、伊礼智の住宅設計作法 の初版も購入済みです(笑)
Commented by satoshi_irei at 2009-11-03 22:44
kainotakumiさん
この本に出てくるレシピ、ごく普通のものなんですが
なんだか、人柄というか、親近からなのか、
映画の仕事と言うことの興味か、いい本だね・・・と思います。
三谷ワールドは本腰入れて解読しなければと思いますが
類は友を呼ぶという感じですね。

Commented by kazuo-nakazato at 2009-11-04 10:00
ナポリタンにウインナーは必須ですね。出来れば昔風の赤いヤツ。
目玉焼きが合うとはうれしい情報でした。
日本人独特のメニューですね。
Commented by satoshi_irei at 2009-11-04 10:37
中里さん
本の中ではおっしゃるとおり、赤い奴です(笑)。
老若男女問わず、喜ばれるメニューのひとつだとおもいます。
子供の頃を思い出すメニューですね。
Commented by solidone at 2009-11-04 20:09 x
はじめまして、私も転校生見て尾道行ったクチです。
三谷作品もイイですよね。三谷さんのエッセイも面白いですよ。
ちなみに「ハンサムスーツ」もかなり笑えます。
Commented by satoshi_irei at 2009-11-04 20:31
solidoneさん
「お楽しみはこれからだ」をなぞった本として
和田まことさんと三谷さんの映画に付いての対談もいいですね。
「これもまた別の話」(キネマ旬報社)
Commented by satoshi_irei at 2009-11-04 22:47
an-chieさん
レシピがすごいとかではないのです。
飯島さんの今後の可能性がうらやましいと思いました。
楽しみにしています。
Commented by k_watarow at 2009-11-05 00:40
この本、私も手にしました。
(映画はみてないのにね~。)
この企画わかるんだよね。

その昔、小説の舞台、背景になってる間取りを描いてみる、というのみたことがあるのだけれど、この料理から、食すにふさわしい場、空間をイメージしてみたら面白いかもしれない。
映画のシーンを越えられなかったら、違う空間が描けなかったら、三谷さんの勝ちー、ってことになるかな?
Commented by satoshi_irei at 2009-11-05 09:59
小林さん
五十嵐太郎さんが小津安二郎・
三谷映画の建築について書いています。
建築というのはどこかフィクションなんだろうなと思います。


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