昨日は今取り組んでいる「小さな家プロジェクト」の打ち合わせ。
午前11時からスタート、
お昼を挟んで5時前までびっしりスケジュールが組まれています。
(その後はもちろん終電近くまで飲み会)
こんなに忌憚なく意見が交わせる場も珍しい。
みんな、世の中変えるつもりの意気込みだ。
住宅を建築家がプロダクト化しリリースできないか?というプロジェクトです。
建築の巨匠コルビジェは昔、「住宅は車のように供給されなければならない」と
言ったらしい(直接は聞いていませんが・・・笑)。
建築家は誰しもそんな野望を抱いて挑戦し、みんな敗れた。
前川国男さんも「プレモス」というプロダクトを、戦後展開した(1000棟出した)が
ある車のメーカーの社長さんとけんか別れとなり、それ以降の展開はなかった。
今、プレカット工場、cadシステムの進化に加えて、社会情勢(不況など)、が
建築家の考える住宅のプロダクト化を支える域に達した・・・
そんな時代となったと思います。
そのプロダクトを展開するためのコンセプトブックの「台割」(全体像)がほぼ確定した。
3月には店頭販売となる予定です。
翌日、別の出版物の打ち合わせ。
日大の居住コースで進めている「眼を養い、手を練れ」の第2弾、
「集まって住む」の「台割」の打ちあわせ。
台割続きです・・・。
台割と言うのは全体の構成・・・
8ページの単位(16ページ?)で構成されます。
16ページ、32ページという具合にレイアウト、
着色など構成を考えながら詰めていきます。
もちろん、それに縛られるわけではありませんが、
モジュールをはずすとコストに影響してきます。
台割・・・台本みたいなものですね。
(それともただの目次か?・・・いや、それ以上のものだと思えました)
その本の構成(コストや配色などを含めた全体像)です。
前者の本は台割から作業を進め、
後者は作業を進める中で台割をまとめました。
前者はプロが仕切り、後者は僕ら素人がいじりながらやってきたものです。
ずいぶんとかかった時間が違いますがどちらも楽しい本となるでしょう。
追い込みです・・・いつものことですが。
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