構造的な不況、終身雇用も崩壊し、日本の「安心」社会は崩壊したと思います。
もう、普通に生きていれば安心して老後が迎えられる時代ではない・・・。
社会心理学者の山岸俊男さんは「武士道が日本をダメにする」と語ります。
日本の「安心」はなぜ、消えたのか?
近年、ベストセラーになった「***の品格」なんて考えがダメであるとも・・・。
そんなことをやればやるほど利己主義者がまかり通る社会となるらしい。
「安心社会に浸っている人たちは」は自分の事しか考えない奴らに
食いつぶされるといった方がいいかもしれません。
「武士道」はその時代の処世術にすぎなかった?・・・
それが高尚な生き方のように勘違いされている。
「心の教育」をしても「美しい日本」にはならないとのこと。
もう、武士道で社会を維持していく時代ではないと語ります。
人間だけが「利他」の精神を持っている。
他人に利を与える・・・巡り巡って自分が良くなる。
それがより良い未来をもたらす。
自分も良くなり、相手も良くなり、世の中も良くなる。
そんな考えが「商人道」であり、それこそが日本を救えると・・・。
先日、近江八幡へ旅したとき、
近江商人のお屋敷の中に新聞の切り抜きを見つけました(写真)。
それこそが「信頼社会」を築く心得(商人道)そのものでした。
商人道は利益を追求する社会でなくて、
「利他性」を支える社会・・・
モラル(正直さ)を持って利他(相手の利益、満足、誇りなど)に出でれば、
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」に繋がる・・・
ということでしょうか?
「安心社会」から「信頼社会」への転換期です。
安心社会にどっぷり浸かって「利」をくすねるのではなくて
信頼社会で自主的に「利」を与える行動を起こす・・・
それが「類は友を呼ぶ」に繋がっていくと言うことでしょう(笑)。
住まいづくりにも多くのヒントをいただいた、考えさせられる本でした。
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