沖縄で住宅を2つ進めている。
沖縄で木造がやりたいと思いつつも、
台風とシロアリが立ちふさがり、コンクリートとなる。
ひとつは2世帯住宅・・・ほぼ平屋。
涼しい家であること、開け放して寝れること、防犯ももちろん考える・・・
と言うことで深いアマハジで光を遮り、2つ中庭を設ける。
2つの中庭で光や風を制御し、ついでに2世帯の距離感を創り出そうと思った。
小さな中庭の床は白砂を敷き詰める。
大きめの中庭は琉球石灰岩(珊瑚のスライス)を敷き詰める。
白砂や石灰岩に光を反射させて室内に取り入れると
楽しい空間ができるような気がして(笑)・・・。
担当:伊礼智・島華子
模型はオープンデスクの学生がつくりました(笑)
識名園(上のスケッチ・・・琉球王の別荘)の3つの中庭の光が魅力的でした。
二つめの家は眺めの良い敷地。
東に海が望める・・・港が眼の前。
予算の事もあって、小さな家でよいのこと・・・
コンパクトにまとめた本体の廻りに2枚の壁を建てて
日射と視線を制御しつつ、涼やかなスージ(路地空間)をつくろうと思う。
2階のスージは土を入れて、屋上に繋がる。
内部は躯体が仕上げ・・・
空間のボリュームに変化を持たせてつなげていく。
沖縄の家は戸外から半戸外、室内への緩やかなつながりが魅力・・・
2階リビングといえども、その魅力を失うことなく生活とつなげて、
空間とコストのバランスの良い住まいを探っているところ。
先ほど、プレゼンを終え、この方向で詰めていけそうである。
担当:伊礼智・森泉綾・島華子
どちらも来年3月頃には竣工の予定。
お披露目ができればと思っています。
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