先日、真壁さんから面白い話をお聞きした。
真壁智治さんは新建築・住宅特集で建築家の自邸の検証レポートを連載している。
その関係だったと記憶しているが清家清先生の自邸を訪ねられた。
そのときの長女の方のお話である。
子供の頃、先生が仕事をしているときは、もちろん邪魔をしないようにしていた。
仕事を終えてゆっくりしているとき、甘えて抱きついたら怒られたらしい。
「建築家は何もしていない時に考えているから・・・」とのこと・・・。
子煩悩で家庭人のイメージがあった清家先生なのだが
こんな厳しい一面があったようだ。
これは清家先生が授業で話してくれた事・・・。
「設計は壁や柱を描いているけれど(費用もそこにかかっている)、
欲しいものはそれ以外の空間です」
図面を描いていないときに考えていて、図面に描いたもの以外を設計している。
ぼくらの仕事は一般に人にはわかりにくいと思う(笑)
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