
「チルチンびと」の撮影で芦屋浜の家をカメラマンの垂見さんが撮ってくれる事になった。
ついでに、竣工写真もお願いする。



ちょうどその日は現地近くで新しい物件の打ち合わせ・・・
打ち合わせの前に撮影に立ち会い、インタビューを受ける。
垂見さんはデジカメで着々と撮っていた。
その日は快晴・・・しかし、春はもうちょっと先で緑が淋しい。


李便の背中あたりに、3帖の和室が一段下がった「庭座」を創った。
リビングとの関係が、プロの写真だとよく分かると思う。


この家も小さな居場所を縫い合わせていって、大きな空間となっている。
大きなキャノピーや室内の吹き抜けがあるのだが
天井の高さは2100で押さえているので、実際の面積が分かりにくい。
大きな家のように思えて、中へ入るとキュッとしたコンパクト感があると思う。
それと相まって、吹き抜けや開口の抜けがのびのび感じるだろう。
そしてこの家の特等席はというと・・・
2階に創られたお風呂からの眺め・・・ヨットハーバーが見える。
ヨットが浮かぶ海を見ながらお風呂に浸かる。
設計:伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:ヤマヒロ