昨日は「東京町家」の第3回目の勉強会・・・最終回でした。
いつもはぼくの設計事例を中心に行っていたのですが、
前回から「東京町家の会」の工務店3社が主体となって進めています。
最終回は東京町家としての共通点ではなくて
工務店3社の相違点が見えてくるとおもしろいかな?と思いました。
トップバッターは相羽建設さん
講師は常務である迎川さん・・・東京町家の名付け親です。
相羽建設は早くから建築家とのコラボレーションを実践してきた東村山にある工務店。
常に新しい取り組みに挑戦していて、
昨年は「木造ドミノ」(建築家・野沢正光さん、半田雅俊とのコラボ)を成功させています。
相羽さんは「住まい教室」も充実させ、メンテナンスや住まう楽しさも伝えていっています。

次は創建舎さん。
長畑さんが講師。
大田区下丸子にある工務店。
大工を社員として抱えていることが特徴のひとつ。
それもみんな若い、かつ腕がいい。
もう一つの特徴としては「スタイルを持たない」こと・・・
決して、何でもやると言うことではなくて、
プロとしての技術と知識を生かして、住まい手の要望をかなえるために
できる限りのアドバイスと努力をするというところだと思います。

最後は田中工務店さん。
講師は田中社長自ら・・・。
田中工務店は江戸川区小岩にある工務店。
うちの事務所の「手口」をベースに独自の工夫を盛り込み、
小さな住まいをたくさん造っています。
職人も含めて独自の「手口」を徹底して共有、安定度の高い住まいづくりをされています。
建築のみならず、最近は家具(僕のデザインもたくさんあります)もつくって、
顔の見える関係の方々に販売もしています。
ぼく以外の設計事務所の仕事はしない(笑)というのも特徴のひとつ。
いい設計事務所であれば大丈夫だと思いますが(笑)。
休憩を挟んで第2部は、僕も加わり、
司会者の塩地博文さんの質問に答える・・・
住まい手視線からの遠慮ない質問に、
こちらも普段通り、本音をお話しさせていただきました(笑)。