先日は「東京町家」の勉強会の打ち合わせ。
東京町家とは何か?・・・僕の設計に共感していただける工務店3社の集まりを指します。
僕は東京町家ではないのか?・・・
卒業させていただきまして、というよりも自由にさせていただきました。
東京町家という素材や設計、施工の取り決めは特にないのです。
僕はこれまでと変わらない設計を続けます。
工務店は工務店でこれまでと変わらない、緩やかな連帯で仕事を続けていくのです。
僕が設計したものだけが東京町家であってはいけないと思ったのです。
より、東京町家が拡張していくように思います。
その東京町家の打ち合わせでの「鍋」です。
「ピェンロー鍋」と言って妹尾河童さんが昔、「ダンチュウ」で紹介していた中国の鍋。
鳥と豚、ビーフン、白菜をたっぷり、
だしは「椎茸」を戻した汁(もちろん、椎茸も鍋に入れます)。
最後にごまをたっぷり振りかけて、煮込みます。
取り皿に、塩と一味を入れ、少量のスープで溶いて、具をつけて食べる・・・
単純ですがおいしい。
スープはできるだけ残して、最後におじやにする。
妹尾さんは編集者を呼んでは、そのお鍋を振る舞っていたようですが、
汁をとりすぎないように・・・というのが厳しかったようです(笑)。
うちの事務所で椎茸がだめなスタッフがいて、
反射神経的に椎茸のだし汁が抜けていました・・・
椎茸がないとだめなのです。
次は完成度の高い、ピェンロー鍋に仕立て上げたいと思います。