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アマンダリホテル8 ヴィラの中の小さな風景
やっとアマンダリも一区切り。
ヴィラの中の小さな風景で終了いたします。
それにしても・・・また行きたい。

学生の頃、建築家の清家清さんが「芸術とはなにか?」の問いに
「また、見たくなるもの・・・」で良いのではないか?とニコニコと授業で話してくれました。
芸術とは高尚に考えることはではなくて、その程度で良いのではないか?
そういう意味ではアマンダリは芸術だと思います。


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by satoshi_irei | 2011-02-09 15:34 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
アマンダリホテル7 ヴィラの庭
ヴィラはシンメトリーの単純な構成。
ただし、外側はぐるっと囲まれた柔らかな庭。
3重リングの構成の外側から内に向かうに従って
堅い空間、シンメトリー性を増していっています。

入口廻りの写真から、門をくぐって中に入った大理石敷きの庭へと続きます。

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大理石敷きの庭の反対側はアユン渓谷に向かう・・・メインの庭。
そこにデッキチェアが2つ、先には東屋があります。

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東屋にはテーブルと椅子、照明も用意されています。
ここからの渓谷の景色が素晴らしい・・・ひとり占めの景色です。

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アマンダリは渓谷と村の中にひっそりと佇むようなつくりです。
ホテル内の路地もまるで村道のようです。
村と共存し、環境(渓谷)にできるだけ負荷を与えないように配慮されているらしい。

村人が渓谷の向こうにあるお寺に行けるよう、
アマンダリの中に通路を設けてあるとの話を読んだ事がありますが、
レセプション脇の通路の屋根が繋がっていなくて、
中庭に軸線をつくるようになっていたところがそれなのかもしれません。
村人の通路?
ヴィラの廻りの庭も作り過ぎず、渓谷と繋がる風景となっていました。


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by satoshi_irei | 2011-02-09 15:11 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
アマンダリホテル6 ヴィラの水回り
ヴィラの水廻りです。シンメトリーになった洗面台が2つ、
ひとつが洗面用、もう一つがお化粧用というわけでもなくて同じ機能で2つあります。
ワードロープも2箇所、右側のみトランク置き場となっています。
スツールが真ん中に配置されていましたが、自然と女性のエリアに移動することになります(笑)。
カウンターの天板はチーク、2枚はぎです。

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*クリックするとスケッチは拡大されます。


奥が浴槽ですが露天です。
手前、左にシャワールーム、右がトイレになります。
浴槽は屋根が付いていないので雨が降ると困ると思いますが(その時はシャワー)、
晴れた日にはとても気持ちいい。

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外部にあるので浴槽には大きなカタツムリ(アフリカマイマイ)がゆったりと歩いていました(笑)。
お湯をためるときには良く洗って入りましょう(笑)
脇には岩塩が置いてあってスパ気分です!

初日にお湯を張っていたら、突然、水しかでなくなり(洗面もダメ)、
急遽、ホテルの人にきて頂きました。
いろいろと調べた結果、お湯と洗面所はひと回路となっていて、
外部に隠れている貯湯槽からお湯が供給されているとのこと・・・
そのお湯が切れてしまったらしい。

これからお湯が使えるようになるまで一時間かかる・・・
ということは大きな電気ポットのようなものだ。
シャワーは別系統になっているとのことだった。

なんだかちょっと、設備的に古いかな?と思いつつ、
それもアマンダリらしくて、旅の楽しいネタだから・・・と
駆けつけてくれたエンジニアのおじさんにお礼を言って、
夕食は近くのワルン(食堂)へ出かけた。
その後、星を見ながら入るお風呂も楽しかった。
便利過ぎるのもダメだ!

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by satoshi_irei | 2011-02-08 16:53 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
アマンダリホテル5 ヴィラ
そろそろ、ヴィラの写真を・・・。
方行の屋根が美しい、骨格の明快な建築です。
直径190角(8角形)の4本柱が創り出す4角形の外周に外壁のラインがあり、
その外が塀で囲われています。


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3重の入れ子・・・あるいは3重リング。
単純なプランなのに変化に富む空間を創り出しているのは3重リングの構成だからだと思います。


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この不思議な魅力を知るために、早速実測!!

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*スケッチはクリックすると拡大されます。

シンメトリー性が強い堅いプランですが、それが「空間の強さ」を創り上げていると思います。


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つづく・・・・。


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by satoshi_irei | 2011-01-27 19:37 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(5)
アマンダリホテル4 ビラまでのアプローチ
泊まった部屋は№7.
図書室側のウイングの一番奥になります。
夜になると足下にランプ(生の炎です)が並べられ、
雨の時には和傘のような傘をさして行き来します。
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レセプションを抜けて、図書室脇から、ちょっと上り坂となります。

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目の前にはお祭りで着飾った石像が・・・。

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いくつかのビラを通り過ぎ、池の先が№7。
右上の写真は奥のテニスコートやスパ(ジャグジーはなくてサウナとシャワーだけでした。

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上の写真が泊まったビラの入口です。
門をくぐるとヒンプンのような塀があって、それを右に折れ、さらに左側に曲がって入口にたどり着きます。
短い距離の中で、変化を用いて外部空間を演出していました。

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by satoshi_irei | 2011-01-24 18:13 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
アマンダリホテル3 アマンダリプール
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アマンダリホテルにはプールはひとつだけ・・・
リゾートホテルとしてはちょっと寂しい気もしたのですが、部屋数30室であればひとつで充分。
そのプールはアユン渓谷に水が落ちていくかのような、エッジレスなデザインが施されています。
それがアマンダリプールの特徴です。
ジンバランのフォアシーズンホテルでは
それを取り入れて海に繋がるようなプールとなっていました。
プールのデザインもバリスタイルを確立したと言えるでしょう。

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プールの端までいくとこんな渓谷の景色が広がります。

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せっかくなので、リゾートらしく(笑)、プールでビールでも飲みながら本でも読んでと
持ち込んだ本を読み始めたのですが・・・・
やっぱり、じっとしていられず(似合わないです)プールの調査に入りました(笑)。
一見、単純なように思えますが、エッジレスの秘密はプールの底にありました。
そこで早速実測(深さだけですが・・・)。

本の裏表紙がスケッチブック代わりとなりました。

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プールの深さは1500ミリほど・・・見た目より深い。
プールの際の立ち上がりの底がアールになっていました・・・
これで水中のラインを消すことができます!!(浅く見えてしまうのもそれが原因か?)。

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細かく見てみないと気づかないことがあります。
プールサイドで寝転がってはいられません!!


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by satoshi_irei | 2011-01-22 17:49 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(2)
アマンダリホテル2 シンプルな朝ご飯のおいしさ
アマンダリの朝ご飯は地味です(笑)。
メニューの中から好きなものを好きなだけ頼む(もちろん無料)。
ビュッフェスタイルも楽しくていいのですが、
なんだか慌ただしくて、食べ過ぎてしまったり、、、。

ゆったりと必要なものだけきちんと味わって食べる
アマンダリのスタイルはとても気に入りました。

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まず、マンゴージュースとキャロットジュースを頼みました。
マンゴーは甘みが足りないと思ったのですがキャロットがおいしい。
どれもオーダーを受けてしぼっていると思われますが、
甘みのあるキャロットそのものを飲んでいる感じです。

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フレンチトーストも美しく申し分なし、
炒めたキノコと「タマリロ」というフルーツが入ったサラダは感動ものです。

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ナシゴレンはバリのどこで食べてもはずれなしなのですが
ここでは、さらにひと工夫、、、赤米を使用、上品でおいしい。

アユン渓谷を望む景色もすばらしく、テーブルの花もさわやか。


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テーブルの真下にはプール、、、今や、どのホテルも真似していますが
プールの水が渓谷に落ちていくかのようなエッジレスな処理が美しい。

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by satoshi_irei | 2011-01-21 11:15 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
アマンダリホテル1 レセプション 
今回のバリの旅の最大の目的は「アマンダリ」に泊まること・・・
その空間で短い間でも暮らしてみることが建築を理解する近道だと思います。
「アマンダリ」は約20前に建てられたリゾートホテル。
今のバリスタイルを確立した由緒あるホテルです。

あるホテル関係者に聞いた話ですが、
設計に当たっては京都の「俵屋」に泊まり込み、俵屋を研究したとのこと。
「俵屋」の簡素にして品格のある有り様が「アマンダリ」にもきちんとありました。
大型リゾートの快楽的な贅沢さとは異なる豊かな時を感じます。

まず、「俵屋」と似たところはその素っ気ないアプローチ・・・村の路地から入ります。

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この路地の両脇は植栽で覆われているとは言え民家・・・
大型のリゾートであれば、買い占めて綺麗にデザインしたことでしょう。
「アマンダリ」はこの村に負荷を与えないあり方を実践しているようで
このごく普通の、村の路地のようなアプローチは意図してやっていることかもしれません。

途中でセキュリティチェックを受け奥へと進みます。
俵屋の入口

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車寄せの向こうはデスクがひとつ置いてあるだけのレセプション。
車待ちのためのソファが反対側へ置かれています・・・この簡素さがしびれます。

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レセプションの向かいは中庭を挟んでレストランがあります。
レストランに繋がる廻廊の屋根は中庭と渓谷を結ぶラインで切れて、
渓谷の存在を暗示しています。
廻廊は低く抑えられていて、軒先の高さが約2000ミリでした・・・品のいい寸法です。



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by satoshi_irei | 2011-01-18 14:01 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
俵屋の木漏れ日
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久々の俵屋のレポート。
今回は「霞の間」の木漏れ日。

小さなコートハウスのようなこの部屋は、L型の窓から孟宗竹を目の当たりにします。
風に揺れる孟宗竹の葉から漏れてきた光が窓硝子に反射し、映り込み、
中に入ってきた光は畳にバウンドして天井を照らします。

小さなコートハウスからは孟宗竹で空がよく見えないので
畳を見て陽が差していることを確認する・・・不思議な感じです。

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1階の庭座近くの廊下に漏れてきた光の玉が
俵屋の暗い廊下でとても眩しく思えました。
by satoshi_irei | 2007-02-15 15:16 | ・俵屋旅館の不思議 | Trackback(2) | Comments(0)
俵屋の不思議  「霞の間」の雪見障子
開口部には内側に雪見障子が仕込まれています。
障子の下、ひとマス残しているところが面白い。
おそらく、景色の切り取り方が、その方がきれいだろうという女将の判断だと思います。
真冬、外側にあるガラス戸(シングル)だけだと寒いので、
庭を見ながら断熱性能を上げるのに有効ですね。
寝るときには障子を降ろすとプライバシーも守れて断熱もより良くなる・・・
優れた日本の建具のひとつです。

俵屋ではそれだけでは収まりません・・・
ガラス戸と雪見障子の間にカーテンが隠れています(吉村順三事務所のやり口ですね)。
カーテンと雪見障子は必要なときだけ壁の中から出てくるのです。

障子も最後に出てくる奴は戸蓋付きになっています。
少しでも気密を良くしようという丁寧な設計の基本・・・。

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by satoshi_irei | 2006-10-14 16:53 | ・俵屋旅館の不思議 | Trackback | Comments(3)