カフェレストラン「風車」5
沖縄では植物が元気です。
下の写真が出来立てホヤホヤの屋上・・・。

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それが2週間ほどで、ここまで青々としています。
雨水も10センチほど、きちんとキープされていました。


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右端にシーサーがちょこんと座っていますが、
その下がこの屋上緑化の断面を見ることができる仕掛け。
椰子の繊維で出来たマットとステンレスの網で壁面緑化も試みていています。
植物が繁殖した頃、椰子の繊維は土に還ります。


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クライアントが野草を植えてみたら、
2週間くらいの間に、こんなに広がってしまいました。



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壁面の遮熱とコンクリート塩害防止のためのガルバリウム鋼板の被服、
雨水を利用する屋上緑化システム、西日よけの木製ルーバーなどが
省エネのためだけでなく、
デザインとしても、生活の楽しさとしても、寄与していることが大事だと思います。




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設計・伊礼智
   島華子
   松長浩子
# by satoshi_irei | 2004-08-23 16:17 | ・住まい・建築 | Comments(1)
カフェレストラン「風車」4 住宅部分
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4階建てのビルの2階が「風車」、3階はオーナー住宅となります。
ガルバリウム鋼板で遮熱されたコンクリート打ち放しの外壁面と
間仕切り壁を火山灰クリームで白く塗られたコントラストの、
大らかで伸びやかな、肩肘張らないテイストは住まい方にも持ち込まれています。

風がルーバーで覆われた西から東へと抜けていきます。
東側には「カテナ基地」が遠くに見え、4階の屋上庭園に上がると遠く西に海がちらりと望めます。
リビングの真ん中には先祖を祭る「トートーメー」(仏壇)。
風と、海と米軍基地、トートーメーと沖縄ならでは・・・という感じですね。
ここ3階のダイニングの辺りと、朝のシャワーがとても気持ちよいとのこと。

ガルバリウムの被服もコンクリートの室内の表面温度の低減にとても効果がありました。
ガルバリウムの被服と、そうでないところで、真夏時に室内表面温度の差が最大(夕方5時頃)で4℃です。
沖縄にとって「蓄熱しない建物」を考えることが、住まい手にも、街に対しても大きな宿題のひとつなんだと思います。

設計・伊礼智/伊礼智設計室(担当 島華子 松長浩子)
# by satoshi_irei | 2004-08-21 21:02 | ・住まい・建築 | Comments(0)
カフェレストラン「風車」3

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さて、「風車」のインテリアはどんな感じかというと・・・。
外壁をガルバリウムで被覆された、コンクリート打ち放しがメイン、
その他間仕切り壁は調湿・消臭効果に優れた
「薩摩中霧島壁」塗り(高千穂ライフニクス)。
火山灰系の左官材で、100%自然素材で出来ています。

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床はテラコッタタイル、天井は火山灰クリームをローラーで塗ったもの・・・。
これも調湿・消臭効果があります(日本エムテクス)。
気負わずにカジュアルに・・・
料理も現代の沖縄の家庭料理が主流でしょうから。
末永く、来客があることを祈りつつ・・・。

設計・伊礼智/伊礼智設計室( 担当 島華子 松長浩子)
# by satoshi_irei | 2004-08-21 20:38 | ・住まい・建築 | Comments(0)
カフェレストラン「風車」2
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このビルの設計のテーマのひとつは
「遮熱」する(コンクリートに蓄熱させない)こと。
沖縄で心地よく過ごすための主要な課題です。



ここでは、クライアントの勤める会社(世紀東急株式会社)の製品である
「アクアトラップ工法」による屋上緑化を試みました。

簡単に言いますと、
プラスチックのビールケースのようなものを並べて、その間に雨水を貯留し、
その上に防根シート、防水シートを敷いた上に土を入れ緑化を図る。
貯留した雨水による自動給水システムを持った工法です。

屋上緑化は都市のヒートアイランド化に有効なのは分かっていても
水まいたり、草むしったりと何かと手が掛かる。
その、毎日の水撒きが軽減できる。

沖縄では初めての試みであったことと、
ビルが完成した頃に、クライアントが、なんと沖縄支店長に昇進した事もあって、
屋上を楽しむ事に張り切っているようです。

芝と沖縄の野草を植えて、琉球トラバーチンのスライスを敷いて
そのコントラストとてもきれいでした。

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# by satoshi_irei | 2004-08-21 19:49 | ・住まい・建築 | Comments(0)
カフェレストラン「風車」(2004) 1
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沖縄県・読谷村で設計を進めていました
「田崎ビル」が
04年、7月に完成いたしました。
レストラン+オーナー住宅の小さなビルです。

隣町の嘉手納で、長年、喫茶店を営んできたクライアント(実は親戚)は
嘉手納ロータリーの再開発に伴い、ここ読谷村・古堅に新天地を求めました。
これまでの沖縄家庭料理メニューに加え、新しい料理も取り入れ、
カフェレストラン「風車」となって8月にオープンしました。

どんな料理を出してくれるのか楽しみです。
実はオープンしてまだ行っていないのです・・・
故郷とは言え、東京と沖縄はやはり距離があります。

調湿作用・消臭効果に富む火山灰を利用した塗り壁、テラコッタの床、
無垢板などの自然素材はもちろん、雨水層の上に土を盛り、
自然給水が出来る屋上緑化システム、
遮熱とコンクリートの塩害防止のためのガルバリウム鋼板の被服、
西日よけの木製ルーバー・・・など、
沖縄において調湿と「蓄熱しにくいビル」として試みたデザインも含めてお立ち寄りください。
近くには「やちむんの里」、座喜味城など、沖縄の工芸と文化も楽しめます。
                                                                                    
・場所   沖縄県中頭郡読谷村古堅(嘉手納ロータリーより車で5分)
      比謝川の赤橋(赤い橋です)を読谷方向にちょっと行ったところです。

・設計   伊礼智設計室(担当・伊礼智 島華子 松長浩子)
・施工   大興建設(現場担当・下茂門祐千)
 
        

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# by satoshi_irei | 2004-08-21 19:19 | ・住まい・建築 | Comments(2)
東京町家
こんにちは、伊礼智です。
やっと、ブログを始めました。

建築の設計を生業としていますので、
その仕事を中心に発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

画像は「下里の家」。
「久米川ソーラータウン」のプロトとなった家です。
建坪13、7坪、延べ床面積26、8坪の小さな家です。
見えない空気と熱(omソーラー)がデザインされ、
自然素材に包まれた小さな家と言えるでしょう。

小さな土地でも、小さな家でも、きちんと考えて設計すれば、
ちゃんと心地よく住めるものです。
この家で試みられた事は「東京町家スタイル」として、今後展開されていきます。

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# by satoshi_irei | 2004-08-20 22:29 | ・住まい・建築 | Comments(5)